名古屋市中区栄の足立耳鼻咽喉科がお届けする健康ブログです。

当ブログでは耳鼻咽喉科領域に限らず、もう少し広い視野でより快適に生活できる情報を発信します。
（専門外の病気についての詳細は、各専門科でお尋ねください）

こんにちは、健康ブログ副編集長です。3月に入って思うこと...とにかく寒いんですが（汗）まだ2月の方が暖かかったと思います正直。寒暖差が一層激しくなり皆様お体には十分ご自愛ください。とかいう私も3月上旬に体調を崩し、楽しみにしていたゴルフ行けなくなりました。ショックでした。約1年ぶりのコースで少し張り切っていました故、張り切って一年ぶりの練習を数回ほどしたのに全てが水の泡と化してしまって落ち込んでいます。

本日のテーマは、

「いつから？ヒノキ花粉の2024最新予想と対策」

ヒノキ花粉について

ヒノキ花粉と症状

ヒノキ花粉とはその名の通り檜（ひのき）という植物が受粉の為に花粉を飛ばします。

ヒノキは人工林としては、スギの次に多いのがヒノキで、関東の福島県より以南に多いとされております。沖縄や北海道にはほとんどないそうです。スギもヒノキもほとんどない北海道は花粉症持ちの人には天国と言えるかもしれませんね。
ヒノキ花粉の症状は、スギ花粉と同じでくしゃみ、鼻水、鼻づまりのほか、目のかゆみや頭痛、だるさなどの症状が現れることもあります。厄介なのがスギ花粉を持っている人の約70%が反応する為、併発するととても厄介です。

2024年のヒノキ飛散時期予測と量

例年は3月下旬から、5月にかけて飛散しピークは4月中旬です。

予測を見るとほぼ例年通り3月の下旬から飛び始める予測です。
飛散量としてはスギ花粉と同じく例年に比べ多いが、昨年に比べるとやや少ないと予測されております。

ヒノキ以外の花粉にも注意しよう

4月、5月になるとヒノキ以外にもイネやシラカンバなども飛んでおり反応する人はまだまだ辛い時期が続きます。

ヒノキ花粉への対策

※アレルギー検査でヒノキアレルギーと診断された方を前提とします

症状が出る前に！初期療法

初期療法は超簡単に説明すると、花粉がピークを迎える前に薬を飲んでしまうことです。
花粉症の薬は効果出るまでに時間がかかる為、早く飲んでバリアを張ろうということです。ピークのときに飲むより効果が高く症状を和らげます。ただ、花粉が飛び始める2週間前に飲み始めるが特に有効ですので、お薬を選ぶ際はお近くのクリニックに相談して、自分に合った薬を選びましょう。

花粉対策最終兵器の皮下注射「ゾレア」

内服薬や点鼻薬、点眼薬などを使用しても、花粉症の症状が抑まらずまた副作用にも悩まされている方へ

最終兵器「ゾレア」です。ゾレアはアレルギー反応が起こるスイッチを根本から抑えることが出来ます。ただしゾレアの治療を受けるには下記の条件をクリアされた方に投与できます。

 

1. 重症または最重症の季節性アレルギー性鼻炎（花粉症）で、前スギ花粉シーズンでも重症な症状があったこと
2. スギ花粉のアレルギー検査（血液検査）がクラス3以上
3. 花粉症の治療を1週間以上行い、効果が不充分であったこと
4. 12歳以上で、血清総IgE濃度が30～1500IU/ml、体重20～150kgの範囲にあること

個人的にはとても高い効果を期待出来るのではないかと思いますが、もちろんゾレアが誰にでも100％効くということは言えません。

また1回接種すれば効果は2～4週間続きますので、極端な話2回注射を我慢すればシーズンを乗り切れてしまうかもしれません。長年花粉症に悩まれている方は是非お試しいただきたいと思います。

当院では実際にゾレアを接種した方の体験談を掲載しておりますので、気になる方は是非ご覧ください。

事前に出来る対策！レーザー治療（6月～12月）

こちらは麻酔を打って、鼻の中の花粉に反応している箇所にレーザーを当てて焼いて、1～2年ほど症状を抑える直接的な処置です。メリットとしては、薬を飲む必要がなく薬の副作用などを気にする必要がありません。特に鼻詰まりの症状が強い方にオススメです。
また、仕事や、学業などで気になる方もお近くのクリニックなどで是非ご相談してみてください。金額は3割負担で1万円程度（クリニックによる）です。

※3月現在はレーザーの治療ができません。シーズンの前にご相談ください。

毎日出来る対策！花粉除去！！

これまでは病院で出来る対策をお話してきましたが、日々できる簡単な対策を書き出します。モーニングアタックって聞いたことありますか？読んで字のごとしではありますが、一日で一番朝、花粉が襲ってきます。要因は寝ている時に家にある花粉を無防備に吸い込んでしまうこと。布団などに付着した花粉が起きる時に舞い上がり吸い込んでしまうことが理由に挙げられます。少しでも解消するための対策を5個挙げます。

●外から帰ってきたら衣服やマスクについた花粉を払い落とす

●窓を開けるなどの換気を極力しない

●洗濯物は部屋干しする（外干しをしない）

●空気清浄機を使って、花粉やハウスダストを除去

●免疫力を上げる（乳酸菌やビタミンD、食物繊維などを積極的に取り入れる）

まとめ

ヒノキ風呂ってあると思うんですが、あれって良い香りがして凄くリラックスしますよね。実際海外でもフィトンチッドと呼ばれて実際に自律神経を安定化させたり脳の活動を沈静化させるなど人体に良い効果があると言われています。
反面ヒノキの花粉は嫌ですね。2024年のヒノキ花粉は例年より多く、花粉症の方が苦しい季節は続きそうです。ただ、この記事を見て治療を見たあなた！今年こそはヒノキ花粉に悩まされる日々にサヨナラ出来るように、私もお手伝い出来ればと思います。

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◇ 編集後記

最近、以前務めていた会社の同期が社会労務士の資格を取るために、平日3時間、休日8時間勉強しているそうです。お互いその会社から転職しているのですが、そうやって努力していることは良いですね。私も新しい職場で全く畑違いの業種に来ました。でもいくつになっても勉強だと思います。常に初心者のつもりで仕事に向き合い、少しでも人のために役に立てればいいと思って生きております。大きなことを言っておりますが、とにかく一日も早く誰かに頼られる存在になって人生を謳歌していきたいと思います。

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☆ 足立耳鼻咽喉科は「アレルギー性鼻炎」のトータルケアクリニックを目指しています。

花粉症の方、必見！つらいアレルギー性鼻炎の対策をご存知ですか？

(1)【重症の方へ！】花粉症重症の方に大朗報！速効性と効果を兼ね備えた「ゾレア注」をご存知ですか？　

(2)【花粉症が治る!?】成功者続出の「舌下免疫療法」！　

☆ ”いびき”が気になる方、ご家族に指摘された方は一度検査した方がいらっしゃいませんか？

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＜当ブログ記事に関しての注意＞

・当院の健康記事の詳細は、専門の医療機関にてお尋ね下さい。

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