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健康フログ~【2024年版】RSウイルス・はしかの近況

[2024.04.26]

名古屋市中区栄の足立耳鼻咽喉科がお届けする健康ブログです。

当ブログでは耳鼻咽喉科領域に限らず、もう少し広い視野でより快適に生活できる情報を発信します。
(専門外の病気についての詳細は、各専門科でお尋ねください)

最近はしかやRSウイルスのお話を良く聞いたり、ニュースでみたりするので、共有しようと思い急遽ブログを書きました。
春は新しい出会いがあると共に、子ども達が色々な病気を持って帰ってきてしまうことがありますね。

本日のテーマは、

「【2024年版】RSウイルス・はしかの近況」
RSウイルスやはしかの基本情報や、近況などを端的にまとめますので、参考にしていただけると幸いです。

この春も大流行!RSウイルス

RSウイルスとは

RSウイルス感染症(respiratory syncytial virus infection)の日本での呼称で、呼吸器の病気です。飛沫や接触でうつる為、感染力は高く、2歳までにほぼ100%かかると言われています。子どもから大人へ感染することがあり、高齢者や基礎疾患がある人は危険ですのでご注意ください。

RSウイルスの症状

症状は様々で、発熱や鼻水、咳など風邪の症状がでます。1週間程度で快方に向かってきますが、生後6ヶ月以内の赤ちゃんや疾患を持たれているお子様などは重症化する可能性があります。重症化すると気管支炎や肺炎などになる可能性もあります。

RSウイルスの対策

ワクチンや特効薬は無いため、感染対策が中心となります。普段から出来る対策として、

人混みを避ける、手洗い・うがい、マスクの着用、おもちゃや本などの消毒

などが有効です。

RSウイルスの近況

国立感染症研究所のRSウイルスデータ表

※2024年第15週 (4月8日~4月14日)国立感染症研究所のデータより

全国的に流行しており。全国的平均として前週に比べて多くなっております。今後も感染対策を十分にして備えましょう。

海外渡航に要注意!麻疹(はしか)について

麻疹(はしか)とは

麻疹(はしか)とは、麻しんウイルスに感染すると発症します。飛沫や接触感染だけでなく空気感染する為、感染力は非常に高く、年齢問わずかかる病気です。

麻疹(はしか)の症状

症状は風邪と同じで、発熱、鼻水、咳などの症状が2~3日程続きます。その後一度は熱が下るのですが、再び熱が上がり発疹が全身に現れ、5日程度高熱と共に続きます。当初の症状でははしかかどうか判断するのは難しいとされております。

麻疹(はしか)の対策

はしかは、予防接種が唯一の対策でマスクでも予防が難しいです。手洗い・うがい、免疫力の向上など日々出来る対策は限られております。
予防接種の値段は5000~6000円程度です。当院では行っておりません。

麻疹(はしか)の近況

はしか世界の患者数表

※WTO資料より

麻疹(はしか)は、2015年にWTOから日本ではウイルスはいないと認定されておりますが、コロナが世界的に収束して来て増加傾向にあり、中東や東南アジアが特に要注意です。海外渡航される際、海外から入国された人と接触する際などは要注意です。
ただし、予防接種を2回受けている、または以前罹ったことがある人は免疫を獲得している為、基本的には問題ありません。

まとめ

両病気とも、感染力が強い為特に子どもがいるご家庭などは要注意です。コロナウイルスの流行もあり日本では以前に比べ感染症に対する対策は出来ていると思いますが、それでも現在増加傾向にあります。他にもインフルエンザも冬だけではなく年中流行しており、ヘルパンギーナも前年は多かったと思います。
原因の一つとして、コロナウイルス流行で、減少していた患者が流行明けで人との接触が増えたからだとされております。
一時的かもしれませんが、ここ数年は十分注意してください。

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◇ 編集後記
コロナ禍が明けてから風邪は引きやすくなりましたか??私は以前より体調を崩すことが増えました。年取ったせいかもしれませんが(笑)
以前は、1年に1~2回くらい風邪引くくらいでしたが、今は昨年末から1ヶ月に1回くらい引いております。うち1回はコロナでした。
社会は以前より体調不良で休みやすくなったとは思いますが、出来れば以前みたいに健康で1年中過ごしたいなと思います。

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<当ブログ記事に関しての注意>

・当院の健康記事の詳細は、専門の医療機関にてお尋ね下さい。


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1.足立耳鼻咽喉科 四日市本院:三重県四日市市羽津山7-8

2.足立耳鼻咽喉科 伏見クリニック:愛知県名古屋市中区栄1丁目2-3 プラウドタワー名古屋栄2F

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