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『 健康ブログ222014~オミクロン感染禍の中で、花粉症を改めて考える !』

[2022.02.14]

名古屋市中区栄の足立耳鼻咽喉科がお届けする健康ブログです。本職は耳鼻咽喉科領域の治療を専門としていますが、当ブログではもう少し広い視野で、より快適に生活できる情報を発信します。流行りの健康情報ではなく、基本に忠実な情報を書きたいと思っています。宜しくお願い致します。

こんにちは、健康ブログ編集長です。オミクロン感染拡大が続いています。ピークに近いという話も出てはいますが、すでにオミクロン株のサブタイプに移り変わりつつあるだけかもしれません。そして重症化しないと言っても、後遺症は30数パーセント以上とも。そして日本ではさらにスギ花粉飛散が始まろうとしているのです。

本日のテーマは、

「コロナ感染下での、花粉症早期治療について」

オミクロン蔓延下で起こり始めている変化

幸いにも今年もインフルエンザは流行の気配はなく、ダブル感染の心配はなさそうでホッとする部分です。しかしもうひとつちょっとやこしい時期になってきます。それは花粉症ですね。オミクロン感染と症状が似ている部分があり、微熱を伴う方もみえますのでコロナでは?と心配になる場合が出てきそうです。

実際ネットニュースにおいても、

「試薬の少ない現在、症状だけでは判断できない!」

「花粉症とコロナ感染の見分け方!」

といった記事、ややあおり気味の記事などがちょくちょくみられるようになってきました。この記事にコメントをしていた専門家、耳鼻咽喉科医師の発言も、コロナと紛らわしい花粉症には適切な治療を早期に始めて欲しいと警鐘を鳴らしています。

耳鼻咽喉科専門医なら診断が出来る場合が多いとは思いますが、そうでないと微熱、喉の症状、鼻の症状というだけでコロナ対応を迫られたり、発熱外来に回される場合も当然あるでしょう。そこで感染でもしたら、目も当てられません。

今すぐやっておくべきこと

誤解なきように先に申し上げておきますが、あおって病院に来させる気持ちはないということを知っておいて頂きたいのです。その時になって後悔しないように、今出来ることをしておいたらどうでしょうかという意味です。怪しい要因をなるべく事前に排除しておいた方が良いですから。

健康な暮らしを続けることに難しい理屈はいらないと思いますが、お金で手に入れることはなかなか出来ませんし、注意したから明日から健康になれるものでもありません。どうしても地道な努力と時間が必要だと考えます。だからこそ、今やっておきましょう。

早期の服用開始

それで何を始めればよいかですが、まず花粉症の方は薬を飲み始めること

ホームページやブログなどでも何回も「初期療法(しょきりょうほう)」という治療法をお勧めして参りました。初期療法とは花粉が飛散し始める前に薬を飲み始めるだけのシンプルな治療法ですが、理屈にあった方法ですので確実に効果が増加します。

当院でも多くの方が初めていらっしゃいますが、もしまだという方がみえれば始めましょう。まだ本格飛散していないようですので、早く飲まれることをお勧めします。特に今年の花粉飛散は量も決して少なくなさそうですので、飛散が始まってからではもう遅いのです。

コロナ対策

そしてここからはコロナ対策のおさらいになりますが、改めて。

まず人ごみはなるべく避けること。2年以上の長い自粛期間と比較的軽症という情報のせいで、結構警戒心が緩んできているように思います。マスクを外す時間どうしても増える外食は、残念ながらやはりリスクは上がります。人との食事も大切ですが、気が付いたらマスクなしでおしゃべりに夢中で・・・という事がないよう、肝に銘じましょうね。

後はご自身の体調をしっかり管理し、なるべくベターな状態にしておきましょう。食事、運動、睡眠は健康の基本ですが、万全な方はそれほどいないと思います。自宅療養者の増加でお仕事もより忙しくなっているとも聞きますし、ご家庭でも塾に習い事の送り迎え、奥様のも仕事をしている家庭も珍しくありません。しかし後悔は先に立たずです、少しスローダウンしてはいかがでしょう?

栄養過多、運動不足になりがちな現代人、軽くでも良いので定期的な運動もお忘れなく。この大切なボディーは、100年くらいはもたせないといけませんからね。

そして万一の自宅療養に備えて、物資の準備をお忘れなく。実際3日後に自宅療養ですよ~という事前アナウンスはなく、突然にきますので準備は是非しておいた方が良いです。食料などはもちろん、療養期間中どのように家庭内をまわすかも、ご家族と話をしておきましょう。備えあれば憂いなしです。

まとめ

皆さん充分ご承知のことを長々とお話して参りましたが、知っているとやっているとは同じではなく、やっていないのは知らないのと同じだと思いますので、是非ご自身の状態に合わせて実施なさって頂きたいものです。

特に花粉症の薬を飲む!という行為は、耳鼻咽喉科に行くだけですので一番始めやすいと思います。しっかり準備しておけば気持ちも安心ですし、案外そうならないものですのでね。

 

それでは、また来週!

 

 


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◇ 編集後記

終わりが見えないのは本当につらいですが、自然相手ですので仕方ありません。もっとひどい時代を生き抜いてきた先人たちを想えば、嫌だ、最悪だと文句ばかり言わずに前向きに生きていかねばなりません。

自宅療養の準備は、同時に防災への備えにもなりますので、しっかりしておくと良いかと思います。最近はレトルト食品もいろんな種類が出ていますので、是非気にいったタイプをストックしておくと非常時の楽しみになりますよ。

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<当ブログ記事に関しての注意>

・当院の健康記事の詳細は、専門の医療機関にてお尋ね下さい。


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1.足立耳鼻咽喉科 四日市本院:三重県四日市市羽津山7-8

2.足立耳鼻咽喉科 伏見クリニック:愛知県名古屋市中区栄1丁目2-3 プラウドタワー名古屋栄2F

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