『 グロウアップ講座~呼吸法を知ることで、動じない仕事が出来るようになります!』
名古屋市中区栄の足立耳鼻咽喉科伏見クリニックです。医薬品営業歴36年の営業マンがおくる、ビジネスパーソン向け自己啓発・自己成長支援ブログです。仕事の悩みを改善し、レベルアップして頂ければ幸いです。
「ビジネススキルとマインドが成長する~グロウアップ講座 第 105回」を始めます。
こんにちは、人財開発部 元営業マンのケンシロウです。コロナ禍で自宅療養者がかなり増えていると聞いています。そうなれば当然職場にも大きな影響が出てきますね。ただでさえ人手が足りない時に、もう無理だわ~という声も耳に入ってきます。本日はそんな厳しい労働環境の軽減に役立つ健康法をお伝えしたいと思います。
本日のテーマは、
「呼吸法を身につけて、過酷なビジネスシーンを乗り切れ! 」
「呼吸法?あれ、健康ブログじゃないよね?」こんな疑問の声が聞こえてきそうですが、間違いなくグロウアップ講座です(笑)。呼吸法については21日の健康ブログでもお話していますが、今回は仕事への応用編という感じでお話したいと思います。
呼吸の重要性
健康ブログでも散々申し上げましたが、人間が生涯(80年ちして)に行う呼吸の回数は8億回以上。1時間に行う呼吸の回数は約900回。すごくないですか?食事や排せつも毎日欠かさず行いますが、呼吸には勝てません。そして食べ物や水分はある程度耐えられますが、呼吸だけは長い人でも数分間もてばよく、私などは1分も止めたら絶命します(笑)。
これほど大切な呼吸なのですが、呼吸を意識して行っているという人はほとんどいないように感じます。現代人はストレスが多く運動をあまりしないせいか、浅く速い呼吸になっています。短期的には命に係わることはありませんが、長期的に見ると健康にも影響があるのかも知れません。実際このような検証はされていないと思いますので、どうなるかわからないというのが現状です。
ただ生命には予めプログラムがなされており、細胞分裂の回数が決められているとも言われています。心臓の拍動回数も決められているような話もありますので、そういう意味では呼吸もなるべくなら少ない方が良いのかも知れません。(あくまで私見ですが)
私たちの体の健康は、自律神経のお陰で成り立っています。呼吸、心臓など止まってしまっては困る機能は自律神経が調整してくれており、活動とリラックスとをコントロールしており、交感神経と副交感神経とで役割分担をしています。交感神経は日中の活動に支障が出ない様メインになってコントロールし、夜間は副交感神経が優位になりリラックスするようコントロールしています。自律神経は自分の意志ではコントロール出来ない神経系ですが、唯一呼吸だけは可能です。
また緊張した場面などは呼吸は浅く速くなっていますので。意識的に呼吸によって体の興奮状態を落ち着けて、気持ちを静めるということは可能でしょう。そして正しく効果的な呼吸を身につければ、ビジネスシーンでも役に立つはずです。
呼吸とビジネス
先ほど現代人は浅く速い呼吸が多いと申し上げましたが、浅く速いと何がダメなのでしょうか?
ビジネスシーンでは積極果敢に行動する場面もあり、こういう時は浅く速い呼吸は向いているのかも知れません。しかしじっくり面談する時や大勢の前でプレゼンテーションをする場面では、どっしり落ちついた雰囲気を出したいもの。これを実現できるのが、今からお話する呼吸法です。
問題が発生して焦っている時や、クレームが入り困っている時は、大概は浅くて速い呼吸をしています。本来脳に充分に血液と酸素が供給されて問題に対処しないといけないのですが、これでは難しいですね。心身の状態を変えるには黙って待っていても無理で、何らかのトリガーとなるものが必要です。呼吸を変えることで心身の状態をもコントロールすることが可能になります。それには意識的に深くてゆっくりした呼吸をして、心身を良い方向に持っていくことがベストでしょう。そして普段からこういう呼吸を習慣化すると、正しい判断と行動が出来るはずです。是非あなたにはこういう呼吸法を身に着けて欲しいところです。
呼吸法に関しては様々な方法があり迷うところですが、私はこんな呼吸法を心がけています。
- まず呼吸をコントロールすることで、心身の状態を改善するんだという確信を持つこと。疑いをもって行えばそういう結果にしかついてきませんので、信じることが大事です。
- 呼吸の仕方ですが、口で吐いて鼻で吸います。余談ですが、最近の子どもは口呼吸が多いそうですが、鼻呼吸に改善することで学習成績が向上したという研究も出ています。
- そして何よりも「吐く」ことをメインに考えましょう。呼吸というと吸うことを考えがちですが、まずは吐くことからスタートするのです。吐ききってしまえば、後は勝手に体が吸い込んでくれます。吐く時は口を軽くすぼめながら(口笛を吹くイメージ)ゆっくりと体の中にある空気を履ききりましょう。3秒~7秒くらいで吐ききるイメージが好ましい。
- 吐ききったら、今度は一気に鼻で吸い込みます。吐く時は口、吸う時は鼻です。そしてもう吸いきれなくなったら、数秒間息を止めて全身に行き渡らせましょう。1~4をワンクールとして、10回程度繰り返しましょう。
以上が私お勧めの「吐ききる呼吸法」です。普通健康法は普段からの習慣付けが大きいのですが、この呼吸法は必要な場面の前だけでも効果が実感できますので是非お試し下さい。そしていいなと思ったら、本格的に勉強して自分の武器としていくと良いと思います。ここまで読んで頂いたあなた、もう成長しています!
それでは、また来週お会いできるのを楽しみにしております。
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□ 編集後記
呼吸法は地味ですので、なかなか脚光を浴びない分野ではないかと思いますが、効果は確実にあると断言します。呼吸を全て”吐き切る呼吸”に置き換えるのは難しいですが、時々なら実行出来るますので、一度試して見て下さい。
海外の大企業が取り入れているマインドフルネスも、今に集中する為に”呼吸”に注目しています。ひょっとすると、人間の未知なる可能性を押し広げてくれるかも知れません。
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