『 グロウアップ講座~競争激化の赤い海から、あなたならではの青い海へ行く方法 』
名古屋市中区栄で開業する「足立耳鼻咽喉科人財開発部 」スタッフがおくる、自己啓発・自己成長支援ブログです。
悩み多い人生を少しでも良く生きる為に、私の知見や経験が役に立てば幸いです。
「心とスキルが成長する~グロウアップ講座 第 61回」を始めます。
こんにちは、人財開発部のケンシロウです。今回はずっとお話したかった話題のほんの一部ですが、書かせて頂きます。
賃金が上がらない、人が減って仕事がキツいとお悩みの方、脱出するヒントになれば幸いです。では始めましょう。
本日のテーマは、
「 価格競争の真っ赤な海から、脱出せよ!」
赤い海とは競争の激しいレッドオーシャンを指します。対する市場は競争の少ない、高利益のとれるブルーオーシャンですね。
別の本によれば厳しい市場はDOG(Digital Online Global) 、目指すべき先はCAT(Cozy Analog Touch)だと言われています。デジタル・オンライン・グローバルではなく、コージー(居心地の良さ)・アナログ・タッチ(人との触れ合い)の時代だということです。
まずは衝撃の現実からご覧下さい・・・。
世界の現実
ご存知の方も多いと思いますが、以前より日本に対してある指摘がされています。それは「生産性の低さ」。詳細は割愛しますが、世界主要国の中では断トツに低いと論じられています。
「え、日本人は勤勉で能力も高いはず。それは統計のマジックじゃないの?」と思いたくなりますね。実は私もそうでした。それ以来この手の記事や書籍をいろいろ調べましたが、残念ながらこの指摘はあたっているようです。
少し視点を変えて国際的な賃金格差について論じましょう。この点においても、日本は経済大国であり国民も非常に豊かな印象をお持ちでしょう。
しかし、OECDによる国際賃金比較(ドル換算)によりますと、2019年の日本人の平均賃金は3万8617ドル。アメリカは6万5836ドル、ドイツは5万3638ドルと欧米主要諸国には大きく引き離されました。
それなら同じアジア内なら勝っているのではと確認したところ、お隣の韓国は4万2285ドル。韓国経済の低迷ぶりは新聞などで報道されていますし、感情的にも韓国には負けないだろうという想いはあると思います。しかし結果は惨敗。
大学の初任給は日本で約20万円、アメリカは50万円を超えることもザラだそうです・・・。お金が全てではないですが、物質的な豊かさという面ではもはや日本は豊かな国ではないというのが世界の常識です。インバウンドが多かった理由も、安全面だけでなく物価の安さもあったそうです。賃金が安いのは、生産性が低いのが原因なのでしょうか?
この手の話は大手メディアではあまり出てこず、ネットニュースなどで断片的に、書籍である程度論じられているとう感じです。
正直ショックを受けた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
なぜこんな状況になったのか?
では一体なぜ、こんな事態になったのでしょう?これを話し出すとブログ10回分では足らない量になりますので、一部分だけにフォーカスすることをお許し下さい(興味ある方は調べてください)。
日本は長期間デフレ下にあります。物の値段は安くていいのですが、賃金も上がりません。全てではありませんが、多くの企業は超薄利多売です。多売ならまだしも、売れない業界、企業もたくさんあります。
結局このしわ寄せは、より弱い部分(中小企業、そして個人)に連鎖的に集約されていきます。同業者同士の熾烈な価格競争、ネットとリアルの戦い、ネット情報をたくさん持っているお客さんとの戦いなど。利益がとれない企業構造、仕組、体質が染みついてしまっています。これが原因のひとつだと思います。
先ほど賃金比較して惨敗だったアメリカは、いろいろ問題を抱えているものの経済の仕組みを変えて、マーケティングのアプローチも変えて高生産性、高賃金を実現しました。日本も学ばなくてはいけません。
では今からどう行動していけば良いのか?
当ブログは個人のビジネスパーソン方向けですので、個人がどうしていけば良いかを模索していきましょう。
価格競争や仕組競争では結局のところ、消耗戦のレッドオーシャン。例えば自分の競合が5社あって、製品や何かに特徴がなければ競争するしかないですね。
結論は競争しないこと。その他大勢ではなく、あなたの仕事が生み出す利益が、他の方を圧倒していれば抜け出せると思います。ブルーオーシャン戦略ですね。
「そんなことわかっているけど、そう簡単にはいかないよ」
確かにそうですね。でも変わらなければ今のまま。
- 競合とは違う独自性(発想、行動など)を身に着けること。価格競争に陥らない原則のひとつです
- ご自身の仕事のスキルを上げること。誰にも負けないと自負できるレベルの知識、それを顧客に理解・納得させることの出来る技術を持つことです
- 奇策は基本の変化形。基本を徹底的に積み上げること
- マーケティングや行動経済学など、科学的な手法を学びながら適正価格で売る方法を身に着ける
ほんの一部ですがご紹介させて頂きました。教科書に載っている当たり前のことばかりですが、きっちり極める人間はごく一部しかいません。ブルーオーシャンで生きるには、ただ座っているだけでは無理で、前述したような考えと行動が必須です。もはや良いモノを作れば黙っていても売れる時代ではありません。この現実を学び、海外の上手くいっている方法から学んで、そして精神的にも豊かな日本になってほしい。
応援してます、頑張りましょう。
ブルーオーシャンを目指そうと思ったあなた、もう成長しています!
それでは、また!
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□ 編集後記
生産性に関しては、いっぱい話したいことがありますが、本当に1ヶ月くらいかかるそうですので、諦めました(笑)。
何とか改善して、若い世代の方に良い社会にして欲しい。
情報に関しても様々な障壁、バイアスがかかっていますので、たまには英字新聞などの翻訳版を読むと世界に気が付きます。
少年よ、大志を抱け!
もちろん、私もまだまだ少年なので(頭の中だけですが)頑張りますよ!
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