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外耳炎

外耳道炎とは?

外耳炎とは、外耳道(がいじどう:一般的に耳の穴と呼ばれる部分)に起こる感染症のことです。
外耳道は体表から袋状に入り込んでいて、微生物が増殖しやすい構造をしています。外耳炎は乳幼児から成人まで幅広い年齢で認められます。

原因

耳かきなどで外耳道をこすることで皮膚に傷がつくと、そこから細菌が侵入します。

また、水泳、入浴などにより外耳道が湿った状態になると、皮膚が水分を吸収して柔らかくなり、細菌が増殖しやすくなります。その他、イヤホンや補聴器の長時間の装用も、外耳道が蒸れて、細菌やカビの感染を起こす原因になります。

外耳炎を起こす菌としては、細菌では黄色ブドウ球菌や緑膿菌、真菌(カビ)ではアスペルギルスやカンジダが代表的です。

症状

主な症状は、耳の痛み、かゆみ、耳だれです。耳たぶを引っ張ったり、耳を押すと痛みを感じます。炎症が強くなると、臭いにおいのする耳だれが出てきます。
外耳道の腫れが強かったり、耳だれで外耳道が閉塞すると、耳のつまり感や難聴も出てきます。

検査

外耳炎と中耳炎を見分けるために、特殊なカメラを使います。
原因となる病原微生物が細菌なのか、真菌(カビ)なのかで治療法が変わってきますので、耳だれの細菌培養検査を行う場合もあります。

治療

まず、綿棒や吸引管を用いて外耳道を丁寧に清掃します。
耳垂れが多い時は、生理食塩水で洗浄をします。その後、原因に応じて抗菌薬の点耳やステロイド軟膏の塗布などを行います。

自宅では、病状や原因菌に応じて、点耳薬、軟膏、クリーム、抗菌薬やかゆみ止めの内服を行っていただきます。また患部を安静に保つことが大切です。具体的には、耳掃除(耳かき)を止め、できるだけ耳を触らないように注意します。

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