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『 マスクと猛暑の熱中症対策~今年必要な理由と、今すぐ出来る3つの対策!』

[2020.07.27]

足立耳鼻咽喉科が発行する健康ブログです。
地域の皆様の健康の一助になるよう、情報発信しています。


こんにちは、健康ブログ編集長の嵐です。


本日のテーマは、

「 2020年夏 猛暑の熱中症対策が必要な1つの理由と、今すぐできる3つの対策!」です。

室内の熱中症注意

 

クマゼミの合唱が始まりましたが、いよいよ夏本番です。今年は猛暑という予想ですので、充分対策を練らないといけません。
また以前に当ブログでお話させて頂いたように、今年は新型コロナウィルス対策として”マスク”着用は避けて通れません。マスクをつけた生活の中での熱中症対策、今日はこういうテーマでお話していきます。

現状とリスク


6月1日からの3週間で計4241件(総務省消防庁)もの熱中症搬送があったそうです。前年同月比で約1,5倍で、そのうち8人が亡くなり82人が重症という状況です。

各省庁が熱中症サイトを創設し、環境庁も熱中症アラートなるものを国民向けに作成し、各都道府県ごとに気温や湿度の情報を発信しています。
日本の気候や環境が変わり、気温の上昇やゲリラ豪雨など昔とは全く違う様相を呈しています。

熱中症もこれほど騒がれてはいなかったですしね。


熱中症になっても水分を摂ったり点滴で治るという安易なイメージを持ちがちですが、重症になると高体温による脳へのダメージが大きく、元のようには戻れないケースもあるようです。

日本救急医学会の熱中症対策委員会の先生方も「重症化すると社会復帰が難しくなる。早めの処置が重要」と警鐘を鳴らして見えます。

2020年夏がいつもと違う大きな理由


そして今年はいつも以上に危険な状況なんです・・・

それは「コロナ判別による搬送の遅れ」です。

なぜコロナが関係あるの?と思われる方も多いとも思いますので、コロナ感染の特徴を再度お話します。

新型コロナウィルスの主な症状は、高体温と咳などの呼吸器症状。

熱中症も高体温症状ですので、つまり搬送された時では見分けがつきにくいということです。

救急医療の関係者も、「熱中症で救急車の要請があれば、現状では全て新型コロナウィルスを疑って対応しないといけない」と語っています。


まずいです。私も冬場の医療崩壊を懸念していますが、ひょっとすると夏場もマズい・・・・


私たちに出来ることは、熱中症にならないことがベスト。

予防法を改めて考えてみましょう。

 

熱中症の対策(予防編)

1.まずは暑さに体を慣らすこと

今年は外出自粛要請が長く続き、普段なら徐々に暑さに順応していくところが充分に出来ていないシーズンでした。
ですので夏本番の前に順応させる準備をしなければなりません。

具体的には”運動”。運動嫌いなあなた、今半歩、下がりましたね(笑)。大丈夫です、軽い運動でじわっと汗ばむ程度でも効果はありますから。

汗は体温調節の仕組みのひとつで、エアコン漬けの現代人は若干退化ぎみですが、ここはもう一度よみがえらせましょう。
暑い時の運動はかえって良くないので、気温の下がる夕方の時間帯が宜しいかと。

 

2.その他の準備

・まずはお部屋の対策。余分な荷物は片づけて、風が通りやすい環境にしましょう。
 視覚的にも涼しく感じます。

・エアコンのフィルターの掃除、動作確認

・衣服も通気性の良い、肌触りの良い素材のものを着用する

・水分補給用のスポーツドリンク、塩分補給用の塩飴などの準備

・窓などへの直射日光を避けるすだれ、カーテンなどのお手入れ

等々、いろいろ楽しみながら考えて準備しましょう。

 


3.マスクとの付き合い方

人類誕生以来初めてかも知れません。酷暑の夏にマスクをしないといけないというジレンマ。

まだ7月ですが、室内でもマスクをつけると顔周りがかなり暑いです。これで動いたりすると確かに息苦しくなりますね。

各社から夏用の涼しげなマスクも発売されていますので、検討された方が良いかと思います。

家では必要ないと思いますので外出時にだけにした方が良いですし、外であっても近距離内に人がいなければ無理して着ける必要もないと思います。


あと注意が必要なのは”独居の高齢者”。熱中症の最大の危険層は高齢者。自宅で高齢の方が熱中症というパターンがもっとも多いとデータでも出ていますので、ご本人に注意頂くのも必要ですし、ごk族とかご近所の方には配慮頂けると助かります。
コロナ、熱中症を心配して外出が減り、うつ病になったりその他の病気になることも多いので、充分注意をお願いします。
散々注意して!と言ってきたことと矛盾しますが、あんまり心配しすぎずに、楽しく明るく暮らしましょう。

それでは、また来週!

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◇ 編集後記


マスクをつけて猛暑を乗り切る。今年の夏は新たな課題に取り組まねばなりませんね。

エアコンももちろん必要ですが、運動を習慣にするのも非常に大切。動物たちの行動を見ていると学ぶ点が非常に多いです。
毎日きちんと縄張り内を何回も巡回し(ウオーキング)、適度に休んで昼寝して(休息)、毛づくろいは欠かさずに(清潔さ)、体調悪いとジッとして(治療に専念?)、エサの時は可愛さを全面に?

あ、これウチの猫たちですが、上手く生きていますね。

私はエサをやりませんので、外で会ってもニャ~と1回鳴いてサヨナラです・・・(義理固さ?)

とにかく無理せず、水分補給して健康生活を楽しみましょう。

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<当ブログ記事に関しての注意>

・当院の健康記事の詳細は、専門の医療機関にてお尋ね下さい。


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1.足立耳鼻咽喉科 四日市本院:三重県四日市市羽津山7-8

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