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『 グロウアップ講座~営業パーソン必読!失敗を怖がらなくなるマインドセット』

[2021.11.05]

名古屋市中区栄の足立耳鼻咽喉科伏見クリニックです。医薬品営業歴36年の営業マンがおくる、ビジネスパーソン向け自己啓発・自己成長支援ブログです。仕事の悩みを改善し、レベルアップして頂ければ幸いです。

「ビジネススキルとマインドが成長する~グロウアップ講座 第91回」を始めます。

こんにちは、人財開発部 元営業マンのケンシロウです。


本日のテーマは、

「泥なんて何だい! 」

「泥なんて、何だい?え、何の話?」。いきなり訳の分からないタイトルからスタートしましたが、実はこれは私の名言集にあるお気に入りの言葉なのです。詳しいいきさつは最後にすることにして、本日は誰もが恐れる失敗について考えて参りましょう。

日本と海外の意識の違い

日本と海外のビジネスマインドを、長所短所ごとに比較する記事などがよく掲載されます。大まかに言えば、海外はアグレッシブで挑戦の文化、日本は失敗を恐れるネガティブなイメージ。
これはビジネスというよりも、教育や文化の違いだと思います。農耕民族と狩猟民族との違いでもあり、私たち日本人はあまり聞きたくない現実でもあります。

私は実際に海外の教育現場やビジネスを見たことはありませんが、映画や書籍などで知識として知っている違いをご紹介しましょう。

  • 海外の学校は手を挙げて発言したもの勝ち。発言しないのはいないのと同じだと言われています。日本ではなるべく目立たず、当てられないようにする。無難に授業を聞くことを求められる。
  • 海外では意見が違えばとことん話合う。これはビジネスはもちろん、個人の生活の場でも同じ。以心伝心なんてありえない世界。対して日本では意見が違っても、あまり追求せずにまずまずのところで折り合いをつける。
  • 海外では、挑戦することが評価される。挑戦だから失敗なんて当たり前。何度もでもチャレンジすればいい。しかし日本では失敗は許されない、なるべく失敗せず無難に生きるしかない。

少し極端な例えではありますが、残念ながらほぼ当たっていますね。日本の社会は教育からビジネスにおいても、社会全体が失敗を恐れ、極力失敗しない方法を探す。文化の違いですので一長一短はあるものの、失敗に関する考え方は海外に勝てないと思います。

日本は農耕社会で、昔から全体で同じ価値観を持って同じ行動をとることが正解だとされてきました。そうじゃないと村八分、その地域では生きていけなくなります。海外のような狩猟民族とは根本的に違うのでしょう。

失敗を恐れる弊害

もちろん失敗せずに成功ばかりであれば、それに超したことはありませんが、現実はそうはいきませんね。特にビジネスに関しては競合もいるわけですので、そう簡単には成功の切符は手に入りません。失敗を怖がるとどういう弊害があるか、考えてみましょう。

  • 失敗しても大丈夫だよと言いながら、実際は失敗出来ない雰囲気だと思います。となると失敗しそうな仕事に挑戦する意欲は鳴りを潜め、無難なゴールを目指そうとします。これでは大きな成果は得にくい。
  • 今の日本社会がそうであるように、この挑戦出来ないムードは会社や社会全体に伝播します。そうなると本来がむしゃらに挑戦できる若い世代も、失敗を恐れて挑戦しなくなります。これでは会社の成長や新しい事業も難しいでしょう。

昔のように良い物を安く作っていれば良かった時代は終わりました。未知の分野に失敗をしてもいいから挑戦する気概が必要な時代なのです。特にグローバル化があらゆる業種に浸透してきた現代は、このような考えではアグレッシブな外国人に勝てません。

上手く失敗しよう

私も日本人ですので、当然のように失敗を恐れた時期もありました。入社して営業マン1年生の頃は何もしらないので必然的に失敗しましたが、仕事に慣れた20代、30代もよく失敗しました(笑)。お得意先で失敗し、上司に報告すれば当然ですが叱られます。今のような優しい上司ばかりではないので、罵声を浴びたことも何度も。若いので変なプライドや見栄があり、すごく嫌だったことを覚えています。

でも難しいお客さんを担当し前向きに挑戦していけば、未熟なのでそりゃ失敗もしますよ。恥ずかしいと思いながらも、負けず嫌いでしたのでまた挑戦します。そしてまた失敗、叱責の繰り返しでした。心が折れそうになりますが、折れてる場合ではない、何とかしてやる、今に見てろ!と反骨心で何とか頑張ったものです。死語かも知れませんが、ガッツです(笑)。そして失敗はイヤなものですが、自ら考えて行動し、失敗した経験は必ず次回に活きます。そういう仕事の仕方、考え方を身につければ失敗は成功の母になるのです。

年を取ってくれば失敗にたいする慣れもあり、対処の仕方も覚えますし、何より図太くなります。新しいことに挑戦して、盛大に失敗してやろう!くらいの気概を持てれば、もう怖くはなくなります。部下を持っても、表面上は叱っても部下の失敗を微笑ましく思うようになれます。

要は上手い失敗をすればいいんです。研修や会議でもどんどん自分の意見を述べればいい。出る釘は叩かれるのは間違いありませんが、叩けないよう仕事をの成果を出し、論理を鍛え得れば社内でも簡単には叩けなくなります。そんなことよりも、吸収する事の方が圧倒的に多いはず。命まではとられませんからね。

但し、やってはいけない失敗もあります。それは怠慢からの失敗ですね。お得意先や会社に迷惑をかけますし、信頼を失いますので注意が必要。でもこの手痛い失敗すらも、貴重な経験になりますけどね。結論的には失敗を教訓と出来るなら、何も怖くない。屁みたいなもんですわ。

そういう逞しい人間がいっぱい出て、海外に負けない仕事ぶりで戦ってほしいですね。

よし失敗してやろう!と思うことが出来たあなた、もう成長していますよ!

それでは、また来週お会いできるのを楽しみにしております。


               


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□ 編集後記

私の好きな言葉に「泥なんて、何だい!」という言葉があります。これは「うしおととら」(少年サンデー過去に連載)いうコミックで、主人公が幼馴染の女の子の帽子を泥だらけの沼から拾う時に言った言葉です。誰もが汚れるのを嫌がるけど、そんなものは洗えばいい。それより女の子は泣くのを放っておけるか!という男気溢れる主人公を表している言葉でした。
もう読んでから何十年と経っていますが、今でも大好きな言葉です。

あなたも失敗を恐れて、すべき事をためらったり諦めたりする時もあるでしょう。そんな時はこの言葉を想い出して下さい。泥だらけになっても挑戦していって欲しいと思います。

 

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