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『 健康ブログ~この季節は要注意!お子さんの寒暖差対策 4つのポイント 』

[2021.11.01]

名古屋市中区栄の足立耳鼻咽喉科がお届けする健康ブログです。本職は耳鼻咽喉科領域の治療を専門としていますが、当ブログではもう少し広い視野で、より快適に生活できる情報を発信します。流行りの健康情報ではなく、基本に忠実な情報を書きたいと思っています。宜しくお願い致します。

こんにちは、健康ブログ編集長です。食欲の秋、美味しいもの食べてますか? それにしても気温差がかなりありますね。それによってアレルギーが出たり、体調を崩している方も多いようです。子供たちは元気に遊んでいますが、ちょっと注意が必要な季節でもありますね。


本日のテーマは、

「お母さん、出来ていますか?お子さんの気温差対策 」

秋本番、非常に良い季節ですね。しかし昼間は天気が良いと少し暑いくらい、でも朝晩は気温が下がって少し寒い。でもダウンを着込んで暖房をオンにしなくてはならいほど寒くはない。非常に気温調整が難しい季節となっています。本日は子供さんの体調管理に重点を置きながら、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

日中の気温と健康管理

それでは場面を気温の高い昼間と、グッと気温が下がる夜間とで分けて考えていきましょう。

まず日中ですが、日中は汗をかくほどではないにしても結構暑く感じます。気温も地域によって異なりますが、愛知や三重県ですと大体20~23℃くらいでしょうか。シャツを着てニットを着ていると丁度良いか、人によっては少し暑く感じますね。大人でさえもこのように気温管理は難しいので、子供さんは余計です。

賢いお母様方はすでに行っていると思いますが、この時期の服装について考えてみました。

服装は体温調節に重要な役割がありますが、私は常日頃考えているのが下着の重要性。体に直接触れるものですし、体感温度をコントロールする最初の衣服。しかも体に直にあたるだけに着心地も重要です。素材によるメリットデメリットですが、化繊は汗の渇きがよく機能的。でも着心地や肌触りは天然素材に劣ります。また天然素材は肌触りは非常に良いのですが、汗をかくと渇きが遅いですね。一長一短で化繊か天然素材か意見が分かれるところだと思いますが、私は出来れば子供には天然素材を使ってあげて欲しいと考えます。

「え、だって子供は汗をかきやすいし、冷えて風邪をひくじゃないですか?」

そうですね、それも正解。でも多少洗濯の手間も増えますが着替えをさせるとか、汗を拭く習慣をつけてあげるとかしたらどうでしょう? 化繊を否定する気は全くないですが、成長過程の子どもには多少機能は落ちても、やはり自然に近いものがいいかなと思います。ただスポーツする時など大量の汗を書くことが予想される場合は、化繊がいいですね。要は細やかな使い分けです。

またこの季節の服装はレイヤー(重ね着)が基本。気温が高い時と低い時両方に対応できるよう、重ね着を工夫しましょう。子供は基本的に体温が高いし運動量が多く暑がると思いますので、軽めの上着などを持たせる習慣も大事かなと思います。

夜間、寝る時の体温と健康管理

さあ次は気温のグッと下がる夜間、寝る前をどう乗り切るかですね。子供さんが夜間外出することは少ないとは思いますが、外出する場合は昼間の上着を少し暖かいものに変えるとか、ベストをプラスするとかプラスオンをしてあげて下さい。

そして結構風邪をひきやすいのは就寝時なんですね。大人でも起きたら喉が痛くなっていたというケースが多く、就寝時は要注意。
何故注意しないといけないかですが、

  • 就寝時は日中のような活動をしていないこと、また寝る為に体は体温を下げるから。
  • 風邪などのウィルスの主な侵入経路は”口(正確には喉)”で、口呼吸をすると口が空いて喉が乾燥し感染しやすくなります。

このような理由で、朝起きたら喉が痛くて体調が悪くなってるとなりやすいのですね。

対策は、先ほど下着に拘ると申しましたが、実は子供は寝る時の布団や服装も大事。この時期に厚い布団や毛布にしていると、結構子どもは寝汗をかきますので要注意。汗が冷えてしまったり、布団を蹴飛ばして全くの無防備なんてことになりかねません。

布団の厚さ、材質はよく考えてあげて下さい。また下着やパジャマも同様に、その子供さんに合った服装をさせてあげましょうね。

まとめ

こう考えると結構手がかかって大変なんですが、大事な宝物ですので、お母さん、そしてお父さんは充分な配慮をしてあげて下さい。

そしてもうひとつ、当ブログで耳にタコが出来るほどお話していること、それは日頃の生活習慣。発達段階の子どもにとっては将来の健康を決める大事な時期です。

  1. 学校にちゃんと行かせて、たくさん勉強して遊ばせてあげて下さい
  2. スマホやゲームの誘惑を極力排除して、充分な睡眠時間を確保する。早寝早起きが基本です。
  3. 好き嫌いを覚えないように、小さいころからバランスの良い食事習慣をつけてあげて下さい。食べているものが体を作りますからね!
  4. 家族とよく会話する習慣を身に着ける。

等々、小さい頃の習慣はまさに人生を決定づけますので宜しくお願い申し上げます。

お父さん、お母さん、現代社会は大変忙しくあくせくしていますが、何が大事なのかをよく考えて(決してゲームやスマホ、飲み会ではないですよね!)大切なお子さんを守って育ててあげて下さい。


それでは、また来週!


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◇ 編集後記

実は当法人の記事の中でも常に上位に入るのが「お母さん必見!子供の寝冷えを防ぐ4つのポイント!」です。2020年9月に書いた記事ですが、非常に多くの方にお読み頂き、嬉しく思っております。2匹目のドジョウを狙ったわけではありませんが、今の時期服装に困っていた経験を踏まえて書かせて頂きました。参考になれば幸いです。

ドジョウと言えば、今年は一度もウナギを食べれなかった・・・。高くなってしまったので、庶民には高値の花です(悲)。

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☆ 足立耳鼻咽喉科は「アレルギー性鼻炎」のトータルケアクリニックを目指しています。

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<当ブログ記事に関しての注意>

・当院の健康記事の詳細は、専門の医療機関にてお尋ね下さい。


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1.足立耳鼻咽喉科 四日市本院:三重県四日市市羽津山7-8

2.足立耳鼻咽喉科 伏見クリニック:愛知県名古屋市中区栄1丁目2-3 プラウドタワー名古屋栄2F

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