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『 グロウアップ講座 第7回~アウトプットを恐れるな!』

[2020.01.17]

【毎金!ワンポイントグロウアップ講座 第7回】

    こんにちは、足立耳鼻咽喉科伏見クリニック 人財育成課のケンシロウです。   70歳まで働くことを、義務付けされつつある現代。従来の60歳で定年を迎えて、後は 悠々自適・・・なんていう時代が懐かしく思えるでしょうね。 大卒22歳から、なんと48年間以上も第一線で働きつづけることの出来る知恵とスキルが必要な 時代になりました。気が遠くなりますが(笑)、頑張りましょう!     本日のテーマは、    

『 アウトプットを恐れるな!』です。

  プレゼンする男性     日本の教育については、受験のための詰め込み教育だとか、ゆとり教育の弊害など、 以前からいろいろ批判されています。   先般のPISA(OECDが実施する、国際的学習到達度に関する調査)においても、日本の成績低下が 著しいという記事が、新聞の第1面を飾っていました。 個人的には日本人の能力は素晴らしいと思っています。 災害時の対応、人を気遣うメンタリティ、譲り合う心。 ビジネス現場でも、品質改良を続け最高の状態にまでもっていく技術。 勤勉で正直で、組織としての成果を重視する国民性。 対人関係においても、ハイレベルなおもてなし、アニメ・コミックなど文化面でも優れたものを 持っています。 例えば、鎖国時代から開国に至る時代にも”人物”がたくさん傑出しています。 当時、日本に来た外国人などが日本人の気質と能力を高く評価していたようです。 そう考えると日本人が劣っているのではなく、昔ながらの教育方針、方法が時代に合わないと 考える方が正しいと思います。     知識はインプットだけではダメで、アウトプットすることにより間違っていること、足らないこと、 などが初めてわかります。 そしてその足らないものを埋めたい!という強い知的欲求によって、もっと勉強したいという 気持ちになるのではないでしょうか? そのアウトプットは試験だけでなく、人に話すことでより一層効果を表すと思います。   残念ながら日本人の特性で、「人前での恥」を極端に嫌います。 恥よりも誇りある死を選ぶような、昔の武士道に通じるのかも知れません。 たしかに誰もが恥や失敗はしたくないですよね。 間違ったことを話して、恥をかく(恥を思う点からすでにダメなんでしょうが)ことを 極端に嫌います。そんな心配をするなら、手を挙げずに黙っていようみたいな。 私もそういう時期もありましたので、よくわかります。 ただ「アウトプットの仕組み」を理解するならば、あまり極端に逃げてばかりいては お話したように、良いインプットに結びつきません。 人前で意見を発表して間違っていたとか、プレゼン終了後に質問されて答えられなかったとか、 本人には残酷かも知れませんが、大したことないですよ。   このあたりは外国人のほうが、優れていると言わざる得ません。 外国では人種、言語、考え方が多様です。黙っていて以心伝心なんて無理ですから、 とにかく自分の意見をどんどん言って、違う意見とぶつかって互いに納得したり、 学習していったりします。 プレゼンする女性     恥ずかしいのは一時ですし、もっと言えば人は誰もが自己中心的なので、人のことなんか それほど気にしていないのです。     以前私がプレゼンをして、失敗したな~と思って悩んでいたら、プレゼンを聞いた人が 「ケンシロウさん、さっきのプレゼン、よかったですね」と言ってくれた時、 「え、そうなの?失敗したと思っていたけど、人によってとらえ方ちがうね」と安心したことが あります。   そうです、怖がる必要なんて、ナッシング!! 失敗は成功の母、昔の偉い人も毎日、毎日、失敗の連続だったそうです。 何かをインプットしたら、アウトプットの準備が不充分であったとしても・・・やっちゃえ! (ただし、人に迷惑はかけないように) 失敗して(正確には失敗とは呼びません。練習と考えましょう)経験値を上げて 上手くなっていくんです。 そしてアウトプットすると、確実に自分の知識やスキルの現状が自覚出来ます。 これによって不足したところを補ったり、間違いを正したりして、レベルアップしていくんです。   良いことしかありません。 さあ、明日からどんどん手を挙げましょう! 成功の練習をしましょうね!     それでは、また来週! 「君はもう成長している!」     ============================================

■ 編集後記

    PISAの結果を見て、読解力の低下には正直驚かされました。 (試験内容、統計方法など、疑問を抱く部分はありますが)   私たちの時代は本を読んで学びましたが、今はスマホ全盛時代、本を読む人も減ったのも一因 でしょうか。 本はネットやYOUTUBEで出会えない人と出会え、その人の考えを知る、非常に安い手段。 食わず嫌いかも知れません。話題になっている本、そうじゃないけど自分の趣味に合う本など 手に取って欲しいと思います。 ネットとリアルの融合が正解では、と私は考えます。   若者よ、大志を抱け! 本を読もう! -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 医療法人成松会 足立耳鼻咽喉科 ~地域の皆様のお役に立てるクリニックを目指します!   ■ 足立耳鼻咽喉科 本院 :三重県四日市市羽津山町7-8 □ 足立耳鼻咽喉科 伏見クリニック:愛知県名古屋市中区栄1丁目2-3プラウドタワー名古屋栄2F ============================================

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