『 健康ブログ~おうち症候群に負けない!今日から出来る対策 』
名古屋市中区栄の足立耳鼻咽喉科がお届けする健康ブログです。本職は耳鼻咽喉科領域の治療を専門としていますが、当ブログではもう少し広い視野で、より快適に生活できる情報を発信します。流行りの健康情報ではなく、基本に忠実な情報を書きたいと思っています。宜しくお願い致します。
こんにちは、健康ブログ編集長です。いや~本当に良いお天気で、吸い込まれそうな青空が続きますね。長い長い自粛生活、特におうちで過ごす時間が一気に増えたことでしょう。この環境の変化が知らず知らずのうちに私たちの心身を蝕んでいるのかも知れません。
本日のテーマは、
「おうち症候群に注意しましょう!」
勝手に命名しましたが、世界規模的にコロナ禍は自宅で過ごす時間が増えました。平時の仕事や学業で忙しい時は家でゆっくりしたいなと思っていたわけですが、いざそれが現実になると事情は変わってきます。
現状
コロナ禍になる前は、サラリーマンの方は朝早く起きて満員の通勤電車で数十分~1時間以上かけて出社してみえたと思います。始業後は上司への報告、ミーテイング、お客さんとの商談やクレーム処理等々、目まぐるしい1日でしたね。しかしコロナ感染拡大防止により全員ではありませんが、在宅業務中心に変わりました。変わった当時はあの満員電車に乗らなくていい、イヤな上司の顔を見なくていいと自由感に心震わせた方も多かったでしょう。また学校もオンラインになり、最初は嬉しさもあったかと想像します。
しかし実際長期間その環境が続くと、仕事のやり方の変化、慣れないオンライン業務、人と会わずに行う業務の難しさなどにこんなはずでは・・・と思う方も多かったと思います。また学生も授業の受け方の勝手が違い、勉強に支障が出たというケースもあるでしょう。また本来学校は友人たちと顔を合わせてふざけ合ったり話し合ったり、クラブ活動に打ち込むなどたくさんの人と関わる時間がありそれがとても大切だったのですが、それもなくなりました。このように自由な時間が増えると思ったら、実は平常時よりもっとストレスがたまる原因になってしまっていたのです。
当クリニックも、最近ですが診療にある傾向が現れてきました。それは”めまい”や”咽頭異常感”を訴える患者さんが増えたということです。鼻や喉は感覚器ですので、精神面の影響をうけやすい臓器、そんな患者さんが多いということはストレスを受けている方が多いということです。さらにその中に若い世代の方、子供さんなどが増えていることが特徴的です。
普段は大人の方が大部分ですので、よく言われるようにコロナなどの影響が弱い世代に出ているのかなと考えます。まだ精神的にも未成熟ですので、心配です。また若い世代だけでなく高齢者世代も弱い存在です。ネットの悪影響は少ないもののテレビで繰り返しコロナを煽る報道を見れば、おかしくなってきますね。この世代も充分なフォローが必要です。
お家時間の過ごし方
若い世代の行動をネットで調べてみました。
おうちでの過ごし方
- ゲームに没頭
- テレビや動画を見続ける
- 何となくスマホをさわる
- 友人とのSNS
- 寝る
などが上位に来ていました。う~ん、これはほとんど体を動かしていないし、人と直接話をしていないですね。
おうちにいることで変わったこと
- 太った
- ストレスが増えた
- 家族間のトラブルが増えて
- 親がよくケンカするようになり、家にいたくなくなる
- 運動不足
- インスタント食品を食べる機会が増えた
- 先行きが不安で暗い気持ちになる
などえでした。これはかなり良くない傾向です、お母さん(お母さんの責任ではありません)。ほぼ引きこもりのような生活になった子どもたちもいますので、家族ぐるみで真剣に考えないといけません。
対策
コロナ禍で私たちが受ける影響は誰も経験がなく、人類が初めて体験することです。軽く考えずに、ご自身と家族を守る術をうっておきましょう。
上と同じアンケートからですが、今後やりたいことを少し紹介しておきましょう。
- 筋トレ
- ジョギング、ランニング
- 家の片付け、掃除
- 料理を作る
- 読書、映画鑑賞
- 家族や同居人と話をする
現在やってないけど、やった方が良いことはわかっていますね。是非実行して欲しいです。私が考えた改善案も書かせて頂きますね。
- 家族間の人間関係に関しては難しい面がありますが。、まずは大人たちが大丈夫だという安定した気持ちで過ごすこと。
- 子どもたちは親が思っているほど、親に相談してきません。友人関係が多いのですが、それもスマホを通じてで平時のようにはいかない。成功率は低いと思いますが、諦めずに声がけは意識的にしましょう。
- 可能ならですが、子どもや親の友人たちともつながっていると良い
- なるべく食事は一緒にする
- 親(高齢者世代)の話もよく聞いてあげましょう。どうしても長くなりがちですが、ちょっと我慢(笑)。
- 明るい話題もする
- 外に出て、散歩などの運動をする。体力増強と気分転換に打ってつけです。
- 寝る前とかにクヨクヨ考えない。夜は思考がネガティブになりがちです。さっさと寝て、日光溢れる朝に考えましょう。
まとめ
口で言うほど簡単にはいかないとは思いますが、愛をもって根気よく続けましょう。ワクチン接種も進み、内服の治療薬も次々出てくると思います。明るい話題もありますので、希望を与えてあげて欲しいと思います。
それでは、また来週!
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◇ 編集後記
私も夜寝る前とかに考え事をしますが、結構な確率でネガティブになりがち。そして面白い事に同じ内容を朝考えるとポジティブな答えになるんですね。お日様の力は偉大です!
先日どうしてもぶっとい海老フライが食べたくて、近所の洋食屋さんに飛び込みました。さすがプロの味で美味しかったのですが、あまりぶっとくなかった・・・(笑)。
人間の欲望には限りがありませんので、未だにぶっとい海老フライが食べたい・・・。誰か、ぶっといの知りませんか?
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