健康ブログ~子どもが鼻水舐めるんですけど。これって危険ですか?
名古屋市中区栄の足立耳鼻咽喉科がお届けする健康ブログです。
当ブログでは耳鼻咽喉科領域に限らず、もう少し広い視野でより快適に生活できる情報を発信します。
(専門外の病気についての詳細は、各専門科でお尋ねください)
私が子どもの頃は「子どもは風の子」って言うくらい外で遊んでいました。私の青春時代はSLAMDUNKが流行ってバスケットをしたり、キャプテン翼も流行っていてサッカーもしてましたね。そのお陰かもしれませんが、大人になっても大きな病気もなく過ごしております。
先日母と昔話して思い出したんですが、小さい頃の癖なんですけど、私鼻水を舐めていた、大変痛い子だったそうです。
そこで本日のテーマは、
「子どもが鼻水舐めるんですけど。これって危険ですか?」
です。本日はこのテーマで端的にまとめて行きたいと思います。
鼻水ってそもそも
鼻水が出るメカニズム
鼻水が出るのは、鼻を加湿し鼻に入った異物を排出する役割があります。また、異物を出す以外でも大きく分けて2パターン程原因があります。
1. アレルギーにより鼻水が出る
花粉症やハウスダストなどが鼻に入るとアレルギー反応が起こり鼻水が出ます
2. ウイルスにより風邪を引いて鼻水が出る
鼻の粘膜にウイルスが感染すると、免疫が働き粘膜に炎症を起こし鼻水が出ます。
鼻水のなかみは?
鼻水は透明と有色の2種類がありますが、それぞれ違うようです。
1. 透明な鼻水
鼻水は通常は透明で、鼻粘膜から分泌された水分や粘液、血管から出る水分などが混ざっております。
ゴミやハウスダストなどの異物を取り除く為に出てきます。2. 有色の鼻水
基本的には風邪を引いたりした場合に有色の鼻水がでます。鼻水の中身は死んだ最近やウイルス、白血球などが混ざっております。
鼻水が出る時に考えられる病気
鼻水は色によって次のような病気が考えられます。
透明な鼻水:アレルギー性鼻炎、風邪の引き始め
白い鼻水:風邪など
黄色い鼻水:風邪、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎(ちくのう)
緑色の鼻水:風邪、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎(ちくのう)
鼻水に匂いなどがある場合、副鼻腔炎(ちくのう)の可能性がありますので、お近くの耳鼻咽喉科へ早めにご相談ください。
鼻水は危険なのか?
結局舐めていいの?
結論から言うと、舐めても大きな健康リスクはないと考えられます。簡単に言うと鼻と喉は繋がっている為、同じ体で作られたものを取り込んだからといって病気にかかるとか、悪化することは考えにくいと思われます。
鼻水を舐めるのを辞めてほしい親御さまへ
問題ないからといって、人前で鼻水を舐めるって言うのは流石に見逃せないですよね。もしかしたらそれが原因でいじめられるかもと思ってしまいますよね。
かといって叱ればいいというわけでなく、そういった行動をしてしまうことを一緒に考えてあげることです。一つずつこの行動をしてしまう理由をお子さんとゆっくりお話して、解決してあげてください。すぐに解決は難しいかもしれませんが、怒らず繰り返し思いを伝えて上げることが重要です。
まとめ
今回は鼻水を舐めるということにフォーカスしてお話しましたが、他にも鼻をほじくったり、鼻くそを食べたりなどいろいろと子育て中の悩みはあると思います。
鼻水を舐めることは健康リスクはないのでひとまずご安心ください。ただ、きれいな行動とは言えないので、気になったら早めに親としてしっかり向き合って将来的に辞めるように話し合って解決していただければと思います。
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◇ 編集後記
最近ネット記事で面白いものを見つけました。重度の花粉症で3-5月にどれだけのティッシュを使い、いくら掛かるのかというものでした。
結果は4600円ということでした。ちなみに花粉症ではない人は400円ということで4200円違うということです。
あー、花粉症じゃなくてよかったーと思いました。(笑)
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<当ブログ記事に関しての注意>
・当院の健康記事の詳細は、専門の医療機関にてお尋ね下さい。
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