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喉頭炎

名古屋市中区栄の足立耳鼻咽喉科伏見クリニックです。

空気の通り道である気道は、鼻、口、喉頭、そして気管へとつながりますが、喉頭は気管の入り口になります。ちょうど男性ののどぼとけあたりにあります。
その喉頭に急性の炎症を起こしている状態を喉頭炎といいます。喉頭には声帯があり、呼吸する空気や、食べ物が通ります。このため、喉頭炎になると声がれや、飲み込んだ時の痛みが生じます。

原因

急性喉頭炎の多くは、アデノウイルス、コクサッキーウイルス、RSウイルス、インフルエンザウイルス、パラインフルエンザウイルスなど、風邪のウイルスに感染して起こる場合が多く、さらにインフルエンザ菌、肺炎球菌、連鎖球菌などの細菌との混合感染を起こすこともあります。声をよく使う職業の方(教師や歌手など)、喫煙される方などは、喉頭の中でも声帯に炎症を起こしやすく、また治るまで時間がかかります。

症状

多くは鼻水やのどの痛みなどのかぜ症状に引き続いて、声がれ、飲み込んだ時の痛み、咳、粘っこい痰などが出現します。
まれに炎症が気管支や肺まで広がり、気管支炎や肺炎に進行することがあるので注意が必要です。

検査と診断

まずは声がれ、声が出ないといった、患者さんの訴え、症状から喉頭炎を疑います。
喉頭鏡(こうとうきょう)といって、口から喉頭を観察するための小さな鏡を用いたり、喉頭ファイバースコープ(鼻から入れる細いカメラ)を用いて喉頭を観察して診断します。

喉頭炎の方は粘膜が赤く腫れていたり、声帯に白いカサブタのようなものが付きます。

治療

内服薬の治療としては、抗菌薬、消炎薬、去痰薬などを用います。また加湿を目的に、うがい薬やトローチも使用します。

声がれがある場合は、声の安静が重要になります。なるべく声を出さず、必要最低限の会話を心がけることが大切です。また、喫煙者の方は、声帯への刺激を避けるため禁煙をお勧めします。
その他、クリニックでは、粘膜の炎症を抑えるためのネブライザー治療も行っています。

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