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頸部超音波検査(頸部エコー)について

のどのはれ、首の腫れ・しこりなど、首まわりの違和感がある方へ

「のどが痛い・・」

「のどが腫れている・・・」

「首が腫れている・・・」

「首にしこりが・・・」

等々、首まわりの違和感や異常などで不安な方はかなり多いようで、ひょっとしてガンではないだろうか・・・と心配になります。そのご心配を解消するには、病院やクリニックで検査をしないといけないのはわかっていても、どこで診てもらえばいいのか、どういう検査をするのがいいのかなど悩みは尽きません。

首・のどの異常は耳鼻咽喉科の領域

実は耳鼻咽喉科は脳、眼、骨・神経以外の頭頚部の腫瘍(できもの)を診療する科目です。ですのでどの科を受診すればいいか迷われたら、まずは耳鼻咽喉科で診察・検査をすることをお勧め致します。耳鼻咽喉科では確認する為に診察、喉頭鏡による確認、ファイバーによる直接的な部位チェック、超音波診断装置、場合によっては耳鼻科用CTなどを用います。

当クリニックには、

  1. 『甲状腺腫瘍や咽喉頭腫瘍の治療経験の豊富な耳鼻咽喉科専門医』がおり、他の耳鼻咽喉科ではあまり行わない超音波診断装置による検査を得意としています。
  2. また検査設備に関しても、耳鼻科用CT、ファイバー、Canon製の頸部専用超音波診断装置(通称:頸部エコー)を導入

まだ開業して3年目ですので、最新の医療機器をラインナップ出来ております。ご心配な方は一度ご相談にいらしてください。

CTなどの断層撮影は表皮より内部の深い部位の診断に有用ですが、頸部エコーは表皮から深い部位は苦手ですが、表面に近い臓器についてはより詳しい画像情報が判ります。またその臓器や腫瘍(できもの)についてのより質の高い情報(血流や周囲との関係)を得る事が可能で、場合によっては、エコーで見ながら、腫瘍(できもの)を針で刺して、細胞を取る事も可能です。

もちろん検査結果によっては、より高度な設備を持った医療機関での精査が望ましい場合もあり、その際は適切なタイミングで提携病院をご紹介致します。
患者さん一人一人の状態に応じた対応を致します。検査はあまり嬉しいものではありませんが、早期発見に勝るものはありません。異常を感じられたら、お気軽にご相談頂ければ幸いです。

超音波診断装置の原理

超音波診断装置の原理ですが、人間には聞こえない音域「超音波」を体の患部に放射して、その反響音を画像にして診断する医療機器です。自然界でもイルカやコウモリの出す超音波はよく知られていますね。
この診断装置の最大のメリットは人体を傷つけないという点です。

  • 音波を流すだけですのでレントゲンのように被爆の心配もなく、体に痛みを与えたりすることもありません。
  • しいて言えば体に接触するプローブにつけるゼリーがぬるぬるして気持ち悪いくらいだと思います。

体の深いところ、音波の伝わりにくい部分などは苦手としていましたが、近年機器の性能向上によりだんだんと弱点を克服しつつあるようです。

頸部エコー検査の対象

こんな症状が、頸部エコー検査の対象になります。

  • 首にしこりがある
  • 首が腫れている
  • 生まれつき腫れている首のしこりが大きくなってきた
  • 食事をすると耳の下が腫れる
  • 顎の下に固いしこりが触れる
  • 健診で甲状腺の腫れを指摘された
  • 家族に甲状腺の病気の人がいて心配等

上記の症状が気になった方は、一度診察・検査を受けてみられると良いと思います。基本的に検査予約は必要ございません。患者さんの混み具合によっては若干お待ち頂いたり、順番が前後する場合もございますのでご了承ください。

検査の流れ

健康診断などで経験のある方もみえると思いますが、細胞を取る時以外は痛みはなく、安心して受けて頂ける検査です。

  1. 超音波専用のゼリーを、センサー部位に当たるプローブに塗ります(音波の伝わりをよくします)。
  2. プローブをあてて、体の内部の様子を確認していきます。この時、画面を一緒に見て頂けます。

非常に簡単ですね。5分~10分程度で終わる検査ですので、緊張なさらずに受診して下さい。

その他の原因で起こる「のどの異常」

のどの違和感=腫瘍!というわけではありません。検査をする前には必ず診察をしますので、他の原因を発見したり検討することも当然ながらございます。

例えば咽喉頭炎などの急性疾患によるのどの痛みや腫れであったり、精神的なストレスなどが原因になっている場合もあります。耳鼻咽喉科領域の臓器(耳・鼻・のど)は別名『感覚器』と呼ばれており、自律神経の異常やストレスに強い影響を受けます。ですので喉頭鏡、ファイバー、エコーなどでは異常がなくても、ご本人は違和感が続くというケースもございます。

このような場合、原因となっているストレスを取り除くことが一番ですが、なかなか現実は厳しいところもございます。精神安定剤や漢方薬などで症状を抑えつつ、原因となるストレスに対処していくという方法が現実的だと考えます。

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