『 舌下免疫療法、レーザー治療、やる？やらない？』
足立耳鼻咽喉科が発行する健康ブログです。
地域の皆様の健康の一助になるよう、情報発信しています。
こんにちは、健康ブログ編集長の嵐です。
ようやく涼しくなってきましたね。というか今朝はちょと寒い～。今日の通勤じは長袖という方もいらっしゃいました。
ちょっと気が早いですが、あっと言う間に年末・正月です、また年とります～ハハハ･･(涙）
本日のテーマは、
「 舌下免疫療法、レーザー治療、結局やるの？やらないの？ 」です。
いきなり挑発的なタイトルで始まりました。今日はガンガン攻めますから、そのつもりでお付き合い下さい。
当ブログでは体と心の健康情報を発信していますが、意外と耳鼻咽喉科の話はしていないことにお気づきの方も多いと思います。
嵐も耳鼻咽喉科に努めるスタッフではありますが、そういう立場から離れて健康に関して発信したいからです。
でも今回はあえて訴求します、舌下免疫療法という治療法を、そしてレーザー治療を。
そう思った理由はいくつかございますが、意外と全面に出していない同業が多い点、そして患者さんがあまり理解されていないからです。
ベストの治療法とまでは申しませんが、根本的に治す可能性を秘めた治療法をあまり知らないなんて･･･
すでに舌下免疫療法を始めている方は、今回のみは飛ばして頂いて結構です。
それでは今更ですが、花粉症の3大治療方法に関してお話しておきますね。
１．薬物治療
従来のオーソドックスな治療で、抗アレルギー剤や点鼻薬、点眼薬を使って花粉へのアレルギー反応を抑えます。症状を抑えるのには有効な治療ですが、少し欠点もあります。
- 薬がすぐに効いてこない（個人差はありますが、1週間～2週間くらいかかります）。
- 症状が出てから飲み始めても、すぐに効かない。
- 眠気などの副作用がある。
- 花粉症を治す薬ではないので、症状が続く限り一生飲む必要がある。
花粉症の薬の飲み方について説明している動画です
最近は優秀な薬も発売されて、以前よりは眠気が出にくくなってはいますが、それでもゼロではありません。
また効果と眠気には相関関係がありますので、眠気が少ない薬剤は効果が弱いというデメリットもございます。
２．舌下免疫療法とは
アレルギー反応を起こす原因物質（抗原、アレルゲンと呼びます）を少しずつ服用することで体内に免疫をつくり、アレルギー反応を起こさせないようにする治療法です。
言い換えますと、その時の症状だけを抑える薬物療法ではなく、花粉症を根本的に治す可能性を秘めた治療法と言えます。
しかし良いことばかりではありません。注意頂きたいポイントは、
- 確率は低いですが、副作用が出ることがあります。軽いものはお口の中の腫れ、かゆみなどですが、重篤な副作用としては”アナフィラキシーショック”という命に係わる場合もあります。
そのため、最初の投薬に関しては院内で服用頂き、30分程度観察させて頂きます。 - もうひとつ、大きな課題があります。それは”服用期間”です。免疫を得るためには時間がかかります。通常３年以上服用して頂く必要があります。
- 年齢制限があります。7歳～65歳未満となっております。
苦しい、つらい花粉症が治るかも！？というメリットは大きいと思います。詳しくは、当院ホームページをご覧頂くか、直接お問い合わせください。
また動画でも説明しております
３．レーザー治療とは、
アレルギー反応を起こしている鼻粘膜の細胞を、レーザーで焼いてしまう治療法です。外科的な手術です
効果に個人差はありますが、1～2年ほど効果が持続します。これは焼いた鼻細胞が再生してくる為ですので、ある意味安全な治療です。
麻酔から施術終了まで約1時間程度で終了しますので、負担は少ないかと思います。
手軽ですが、効果持続期間は短いという長所・短所がございますね。
レーザー治療も詳しくはホームページを確認頂くか、直接お問い合わせください。
また動画でも説明しております。
「まあ、今はまだ大丈夫だから、シーズンになったら考えようかな･･･」
人間切羽詰まらなと動かない生き物、お気持ちはよくわかりますが･･･ダメです！それではいつもと同じ結果しか得られません。
ちょっと大げさですが、今までシーズンごとに苦しんでいた人生を変えたいなら、インプットを変えないと変わりません。
症状を抑えられればいい！という方は大丈夫ですが、治したい！という方は新しい治療に取り組んではいかがでしょう？
それがレーザー治療であり、舌下免疫療法であるわけです。特に舌下免疫療法は根本的に花粉症を治すことが出来る可能性が高いわけですから、挑戦する価値はあると思いますが。
そして何故シーズンオフの9月にこの記事を書いているかと申しますと、レーザー治療も舌下免疫療法も花粉が飛散する時期は症状がひどくなるので治療出来ません。今なんです！
この２つの治療法を詳しくご存知の上でやらないと決めた方は結構ですが、全く知らない、詳しく知らない方は是非知識として知っておいてほしい。
その上でご自身の花粉症をどうするかを決められると良いと思います。
今年の夏は猛暑でしたので、来年の花粉はかなり飛ぶかも知れません。早めの対策をお勧め致します。
それでは、1週間後に。それまで健康でお過ごしください！
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◇ 編集後記
久々に耳鼻科領域の話になりました。PRしまくった感じですね。当院のホームページでも詳しく書かせてもらっていますが、知っているのと知らないのとでは違います。情報格差はなくしたいと思います。
今はネットが発達しているので調べられない情報はありませんが、それが正しいか、古くないかは自分で判断するしかないのも現実。少なくとも耳鼻科領域に関しては、正しい情報を発信していきます。
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☆ 足立耳鼻咽喉科は「アレルギー性鼻炎」のトータルケアクリニックを目指しています。
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＜当ブログ記事に関しての注意＞
・当院の健康記事の詳細は、専門の医療機関にてお尋ね下さい。
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１．足立耳鼻咽喉科 四日市本院：三重県四日市市羽津山７－８
２．足立耳鼻咽喉科 伏見クリニック：愛知県名古屋市中区栄１丁目２－３ プラウドタワー名古屋栄２F
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