『 伏見ビジネスブログ~あなたは、人生100年時代の仕事をどう考えますか?』
名古屋市中区栄の足立耳鼻咽喉科伏見クリニックのスタッフがお送りする、ビジネスの細部に拘るブログです。細部に拘ることで、結果に神を宿しましょう。
こんにちは、人財開発部 元営業マンのケンシロウです。仕事柄、各医療機関のホームページを拝見し参考にさせてもらっていますが、ビジネスブログを定期的に発行している所はまだ見ていません。不適切なのだろうかと不安になりながらも、伏見クリニックの立地を考えると、仕事で悩みを抱える人って多いのではないかとついついお節介心が・・・。紙面の関係で多くは書けませんが、そういう方のお役に立てれば幸いです。
本日のテーマは、
「第118回 人生100年時代の仕事観~何の為にどう働く? 」
週に1回の発行で118回になりました。当ブログを読んでくれている人はどんな人達なのかな、といつも考えています。脂がのってバリバリ働いている40代のビジネスパーソンか。それともまだ経験が少なく苦労している若い人か、パート勤務をしている人なのか・・・。
どんな方であれ、今後は寿命が延びることで働くという事に対する考えも変わってくると思います。いえ、変わらざる得ないと言った方がより正しいですね。本日はこれから迎える人生100年時代の仕事観について、考えていきたいと思います。
従来の考えが通用しない新しい社会
平均寿命が80歳そこそこの時代ならば、22歳で就職し60歳で定年というコースをたどればアガリ!でした。後はぼちぼち働いて、年金をもらって悠々自適。今の若い人からすれば、ある意味羨ましい世代でした。しかし今後寿命が延びて、100歳まで生きるとしたら仕事をする期間がグッと増えます。
22歳で就職し70歳まで働くと仮定しても、ざっと48年間。もしかしたら、70歳ではまだ早い、足りないのかも知れません。この話を若い人とすると、気が遠くなります・・・と嘆いています。確かに早期リタイヤどころか、今まで以上働く必要が出てきますね。20代の人から見たら、確かに気が遠くなりそう・・・。
働く期間は長くなりますが、その形態はどう変わるでしょう?
従来は1つの仕事、会社ですっと働くのが常識でした。しかしこれからは(今も少しずつ変化していますが)転職社会が到来し、いくつかの仕事を掛け持ちする人も出てくると予測されています。サラリーマンでIT関係の仕事をしつつ、副職で不動産関係の仕事をし、個人事業主で独立していたりしているかも。このように、何枚もの名刺を使い分けて仕事をする社会になってきます。今も副業可という企業も増えてきていますが、今後は基本フリーになるかも知れません。
しかし今後の仕事が今までとは大きく違う点は、変化が大規模、根本的に変わるという点です。それはテクノロジーの進化、特にAIの進化が原因ですね。AIが発達して人間の仕事を奪う事を心配されていますが、確実に奪われる仕事はあるでしょう。
ある意味これは仕方のない事だと思います。過去の歴史においても、世界中でこういうことは発生しています。ただ今回のは規模がかなり大きくなると思います。進化論ではないですが、環境が変わるなら対応していくしかないのです。
このようにそう遠くない時期に、従来の延長線上にはない社会が到来するでしょう。
進化した社会に求められるスキル
AIによってなくなる仕事は、主に定型的なルーティン業務でしょう。オペレーターの電話対応、銀行窓口業務、士業の仕事、医師の診察すらAIは凌駕すると言われています。決まった内容を繰り返すだけのビジネス全般も同じでしょう。どのタイミングでとって変わられるかは今回の主題ではありませんが、確実に来ると思っておいた方がいいかも知れません。
逆にAIが進化したとしても、なくならない仕事もあります。それは人間と対面する非定型の仕事です。人間はその日の感情によって態度や要求が大きく変わりますので、人間にしか出来ない分野は絶対に残ります。私見ですがカウンセラーのような職業、保育士や介護士、教員なども入ってきますか。バーテンダーもそうですね。
この人間特有の、非定型で感覚的な分野は有望ではないでしょうか? 今の仕事がなくなる仕事だとしたら、そうでない分野でのスキルを身に着ける準備を始めるべきだと思います。ご自身の好きな事、得意な事と社会のニーズとをよく見て、どこかで活かせないかを考えておくのです。
身につけておくべきマインドとスキル
コペルニクス的大転換期が到来し、社会は大きく変わるでしょう。もう働くという概念自体がなくなっているかも知れません。職を奪われてベーシックインカムで生存していく人々が増える気もします。そんな時代にどう考え、何を身につけて、どう生きていけばいいのでしょうか?
対人関係力をあげる
その前に一つ質問ですが、仕事で成功するのに必要不可欠な要素は何だとお思いですか?
もちろん人によって考えは様々だと思いますが、私は「他人と関わる事」だと思います。周囲の人との関係が、自分の仕事の成功度に大きく影響するという意味ですね。
人間は本当に社会的な生き物で、いくら孤独が好きな人でも生涯独りきりなら決して幸せではないはず。仕事であれ、学校であれ、コンビニのお会計の一瞬であれ、人との対話を根本的に欲しています。そういう性なのですね。ですので「対人関係を良好に出来るマインドとスキル」が上達するよう勉強と経験を積んで欲しいと思います。
「人間関係を制する者は、ビジネスを制す!」とも言われるように、成功への大きな要素になるでしょう。
好きを追求する
次に大事な事は「好きな事、興味のある事を深堀りしていく事」。好きや興味というものは、他から押し付けられてそうなるものではなく、理由はわからないけど好き、興味を惹かれるんですね。好きこそ物の上手なれと言いますが、上達する近道ですのでこの部分は大事にして欲しいと思います。
小学生の頃、学校から帰ったらまずしたこと、時間を忘れて打ち込めること、やっているとワクワクすることなどを見つけてみましょう。その部分を仕事で活かせないか、もしくは活かせる仕事に変わるかなどして、好きを武器にしていくと良いと思います。好きな事と仕事とは別物だという意見もありますが、私は興味と適性があるというのは大きなアドバンテージですので、そこをあえて外すのは勿体ない気がします。
他者に貢献する
人間は基本的に自己中心的存在です。どんなに綺麗事を言っても、自分に余裕がなければ人を助けることは出来ません。しかし今後は自分の事ばかりではなく、他者や社会に貢献する、誰かの役に立つことを意識して仕事をしていく時代になります。
そういう社会の到来に向けて、自分が好きで興味があって、得意な事で人様の役に立てる。こんな幸せな話はないのではないでしょうか? 更に良い事に、その貢献が結果として自分に返ってくる、分かりやすく言えばお金に変換されるという仕組みです。
我欲で儲けようと思うより、人の為に役立つことで生きていく糧を得る方がどんなにいいか。皆さんにはそういう生き方をして欲しいと思います。
複数の仕事を経験する
100年時代は働き方も大きく変わります。今も副業OKの企業がどんどん増えていますし、サラリーマンをしながら起業する方も増加しています。また副業でユーチューバーなどの情報発信系の仕事をしたり、趣味の領域で活躍する人も増えています。
100の知識も、たった1つの経験に勝てないのです。いろんな事にどんどん挑戦し、新しい自分に出会って欲しいですね。
まとめ
AIを始めとしたテクノロジーの発達は厳しい現実も生み出しますが、反面様々なメリットも生み出します。従来の固定概念に縛られることなく、自由な発想でご自身に与えられた才能を活かして挑戦して欲しいと思います。
未来はあなたを待っています!
それでは、また来週!
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□ 編集後記
先日知り合いと話す機会がありました。その方は結構ひどい花粉症と聞き、舌下免疫療法の事を話したら大変喜ばれて是非始めたいと言っていました。やはり舌下免疫療法って、まだまだ知らない人の方が多いんだなと改め感じました。
経験することが大事だと本文内でもお話しましたが、その前段階の知識も大切です。いろいろな事に興味を持って、知って、試して欲しいです。
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「 安心・安全で人に優しいクリニックをつくり、地域社会に幸せの循環を創る 」
□ 足立耳鼻咽喉科 四日市本院:四日市市羽津山町7-8
□ 足立耳鼻咽喉科 伏見分院:名古屋市中区栄1丁目2-3 プラウドタワー名古屋栄2F
*現在一時閉院です。再開の目途が立ちましたら、ご案内致します。
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