『 健康ブログ～こむら返りは何故起こる？対処法は？ 』
足立耳鼻咽喉科 伏見クリニックが発行する健康ブログです。
地域の皆様の健康の一助になるよう、情報発信しています。
こんにちは、健康ブログ編集長の嵐です。
新型肺炎ニュースばかりで、憂鬱になっていませんか？
季節は５月、個人的には１年で一番好きな季節の到来です。
程よい温度・湿度に加えて、春というのは生命の輝きを感じる季節でも
あります。
しばらくするとジメジメとした梅雨が到来しますので、コロナ下ではありますが
この素晴らしい自然の恵みを、満喫して欲しいと思います。
本日のテーマは、
「こむら返りは、何故おこる？その対処法は？」です。
はい、唐突にこむら返りに話題を振りましたが、
そもそもですが、「こむら」とは何のこと？ふくらはぎではないの？
「こむら」とは漢字で「腓」と書きます。部位はふくらはぎで間違いないのですが、
江戸時代中期以降、「こむら」＝「ふくらはぎ」と呼び方が変わったのですが、
こむら返りだけはそのまま残ったようです。
そしてこむら返りとは、ふくらはぎに起こる痙攣（けいれん）のことです。
ふくらはぎ以外でも、足の指や太ももや胸など体のいろいろな部分で発生します。
運動中や就寝中に発生することが多く、加齢なども影響します。
こむら返りは、正直かなり痛い！（言い切るということは、経験ありということです！）
恐ろしく、痛い！（くどい！？） 数分間で収まるのですが、痛い！（また！？）
こむら返りの起こる原因ですが、運動などに大きく関わる筋肉なので通常は伸びすぎなどを
防ぐ防御機能が働いて正常を保っています。
ふくらはぎにある「筋紡錘（きんぼうすい）」と「腱紡錘（けんぼうすい）」がその役目を
果たす部位です。
筋紡錘は筋肉の伸びすぎを防ぐ役目、腱紡錘は縮み過ぎを防ぎます。
後者の腱紡錘の働きが低下すると、筋肉が異常に収縮し、こむら返りを起こすという
わけです。
⦿ こむら返りの原因は？
様々な要因が考えられますが、主な要因としてはミネラルバランスの乱れ。
カルシウムとカリウムは筋肉の収縮や神経の伝達を円滑にする働きがあるそうです。
そしてこの２つのミネラルを調整しているのが、マグネシウムです。
この３つのミネラル、特にマグネシウムが不足しないよう気をつけないといけません。
＊マグネシウムを多く含む食品は、海藻類（わかめ、あおさ、昆布など）や貝類、ナッツ類
などです。
他には、運動中や就寝時の発汗による脱水、身体の冷えなどが原因になります。
⦿ 予防法
・上記のマグネシウムをたくさん含む食品摂取を心がける
・脱水にならないよう、充分な水分補給を心がける。運動により水分と体内のミネラルも流出
していきますので、スポーツ飲料の方が良いでしょう。但し糖分が多いので注意は必要です。
あとは寝る前のコップ１杯の水を飲むことも大切です。夜中のトイレが少し心配ですが･･･
・身体を冷やさないように、冷たいものばかり食べることも避けたいですね。
手足が冷える方は、通気性の良い靴下をはいて寝るのも手です。
⦿ 気をつけていても、こむら返りを起こしてしまった時の対処法
何度も申し上げていますが、痛いです(笑い）、かなり。でも落ち着いて下さい。
ゆっくりと患部を伸ばすようにしましょう。伸ばしながら、足の指を持って手前に引き寄せ
、アキレス腱を伸ばします。
こむら返りは大半は一過性ですので、超痛いですが（まだ言うか！）ガマン出来なくはありません。
よく起こす方は、漢方薬（芍薬甘草湯）がおすすめです。
⦿ まれに他の病気が隠れていることもあるようなので、頻繁に起こる時は医療機関で
ご相談下さい。
これだけ知識がつけば、こむら返りなんて恐れるに足らずです、痛いけど（笑）。
水分補給や体を温めることは、健康にもつながりますので継続的に実施いていくと
良いと思います。
マグネシウムの含有量が多い食材も、美味しくて栄養がありそうなものばかりですしね。
コロナに負けず、健康で楽しい暮らしを続けましょう。
それでは、また来週！
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◇ 編集後記
今日は”痛い”ことばかり強調してごめんなさい。
でも痛いんですから･･･（最後まで言ってます）
今シーズンは身体をもう一度鍛えようと決意しました。
日々のトレーニング、木刀振り、ウェイト、バイクトレーニングなど。
故障で諦めかけてた合気道も、復帰しようかとも考えています。
こんなにやって大丈夫かな･･･こむら返り、起こしそう。
最後にもう１回。すっごく痛いです･･･
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＜当ブログ記事に関しての注意＞
・当院の健康記事の詳細は、専門の医療機関にてお尋ね下さい。
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