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『健康ブログ~ 人生100年時代を生きる!ロコモ対策 』

[2019.11.19]

こんにちは、足立耳鼻咽喉科伏見クリニックの健康ブロガー嵐と申します。

 

いよいよ冬到来!衣替えや夏物家電と暖房器具の入れ替えもお済でしょうか?
備えあれば憂いなしです。大変な作業ですが、早めの準備が大切です。

 

そして嵐ファンにはビッグニュースでしたね、ニノの結婚発表・・・
ファンの方にはとても辛いニュースだと思いますが、幸せを祈りましょう💛

 

さて、本日のテーマは、

 

『 人生100年時代を生きる! ロコモ対策 』 です。

 

 

「ロコモって、伊東ゆかりでしょ、懐かしいな~。昔よく歌ったやんなあ~♪。
私よく似てるって言われたんやんか、恥ずかしいわ。そうでもないよね~?」

 

また来たか、三重弁のオバチャン・・・。最近やたらと家に来ては、あそこが痛いとか、
ここが調子悪いとか言って、どっかいい医者しらん?と詰めよるO型のオバチャン。

確かに懐かしいけど、似てません。というか、意味違います。

 

正式には「ロコモティブシンドローム」と呼ばれ、運動器(骨・関節・筋肉など)の

障害によって、移動機能が低下した状態のことを言います。(日本整形外科学会)

 

「立つ・歩く・走る・座る」という基本動作が難しくなって、転倒などのケガもしやすくなり
日常生活が大きく制限されるようになります。

悪いことに、この状態が進行すると要介護状態になるリスクも増えるのです。

ですのでロコモはご本人にとってももちろんですが、周囲の方への影響も深刻です。

2017年データですが、日本の介護離職者の数は”約9万人”と、10年間で2倍に増えているようです。
要介護の原因の25%は、ロコモなんです・・・・。これは何とかしないとマズいですよ!
(ちなみに他の要因は、認知症や脳血管疾患、高齢等々)

深刻な問題ということはご理解頂けたと思いますので、対策を考えていきたいところですが、
まずはご自身の状態を知る必要があります。

 

ということで、ここで「ロコモ度チェック」をしましょう。

日本整形外科学会が推奨する診断ツールは、「ロコチェック」です。

ロコチェックでは、7つの項目をご自身で診断してもらいます。

1.片足立ちで靴下がはけない

2.家の中でつまずいたり、すべったりする

3.階段を上がるのに、手すりが必要である

4.家のやや重い仕事が困難である
(例:掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)

5.2kg程度の買い物をして、持ち帰るのが困難である
(例:1リットルの牛乳パック2個程度)

6.15分くらい続けて歩くことが出来ない

7.横断歩道を青信号で渡り切れない

このうち1個でも当てはまると、ロコモが始まっている可能性があります。

 

 

またロコモの重症度を判定するための「ロコモ度テスト」もございます。
これには3つのテストがあります。

1.立ち上がりテスト
定められた高さの台から立ち上がれるかどうかを確かめるテスト

2.2ステップテスト
歩幅を測定するツト

3.ロコモ25
身体の状態、生活状況に関するアンケート

詳しくは、https://locomo-joa.jp でご確認下さい。

 

さてさて、ロコモとはどういう状態か、そしてどうやって診断するのかまではご理解
頂けましたでしょうか?

 

若い方には関係なさそうな話題ですが、若い頃からの日常生活の結果が長い時間をかけて
証明されるということです。

 

持って生まれた体質に加え、食事・運動・睡眠・心の持ち方などあらゆる習慣の結果です。
ですから今すぐは関係ありませんが、将来を見据えた生活習慣の改善も合わせて行ってほしい
と思います。

また大切なご家族の方のことも、是非考えて頂けると尚良いかと思います。

 

 

最後にどうすればロコモにならない、または遅らせることが出来るのか?
予防方法に触れたいと思います。

 

何と言っても「適度な運動」と「バランスの良い食事」が大切です。
当ブログでもいろいろな病気予防や老化対策に関して情報発信していますが、何度も繰り返し
述べてきたことですね。結局特効薬や奇策はなく、基本的なことを日々しっかり実践することが
遠回りのようで、一番の近道だと確信します。

 

運動に関しては整形外科学会では「片脚立ち」と「スクワット」を推奨していますね。
もちろん手すりなどにつかまっても良いので、無理のない範囲で楽しんでやるのが良いようです。

 

但しどこかに痛みが出たり、階段が上がれない・・・なんていう時は、医療機関を受診して相談して下さい。

 

また食事に関しては、骨量や筋肉量の減少を防ぐためにカルシウムが多く含まれた小魚や乳製品を、
タンパク質が摂取できる肉や卵、大豆などを積極的に食べるよう努力しましょう。

 

身体にいいから無理して納豆を・・・というよりは、類似の栄養素を含む自分の好きな食材を食べるほうが、
やはり長続きしますし、何より”美味しい”ですし、”楽しい”ですよね。

 

勉強や仕事、日常生活においても!”笑いや楽しさ”は、成果を上げる原動力だと思います。

 

 

人生100年時代、健康寿命を延ばすことは本当に大切です。体のどの器官も重要であることに
間違いはありませんが、移動器官も重要ですのでしっかりケアしていきましょう。

ご家族の方の健康状態も是非気をつけてあげましょう。

それでは、また来週!

 

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<当ブログ記事に関しての注意>

・当院の健康記事の詳細は、専門の医療機関にてお尋ね下さい。


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1.足立耳鼻咽喉科 四日市本院:三重県四日市市羽津山7-8

2.足立耳鼻咽喉科 伏見クリニック:愛知県名古屋市中区栄1丁目2-3 プラウドタワー名古屋栄2F

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