よくわかる”舌下免疫療法”~いつまで続ければ良いですか?
舌下免疫療法の継続期間
名古屋市中区栄の足立耳鼻咽喉科伏見クリニックです。このページでは継続期間についてお話します。
服薬について
「長く継続しないと効果がないと聞いていますが・・・」
残念ながら、その通りですね。
舌下免疫療法はスギ花粉やダニに対して、免疫をつくることを目的とした治療方法だとお話してまいりました。
簡単に”免疫をつくる”と申し上げましたが、数か月で獲得できるほど簡単な話ではありません。ある意味体質改善をする訳ですから、短期間では難しいのはご理解頂けると思います。
舌下免疫療法のお薬の発売元である鳥居薬品も「少なくとも3年以上、5年を目安に」と明示しています。
当院においても3年以上の継続服薬をお願いしておりますが、当初は脱落していく方が多いかなと心配していました。しかしそんな心配をよそに、継続率はかなり高くなっています。何度も最低3年と申し上げていますが、個人差はあるものの短期間で効果が出ている方も結構見えます。
「お薬を飲み始めて半年くらいで迎えた花粉シーズン。いつものひどい花粉症の症状が軽くなった!嬉しい!」
「花粉症の薬の眠気に困っていました。舌下免疫療法を1年ほど続けていますが、花粉飛散の多い時期でもお薬を毎回飲まなくてよくなった!」
等々、予想を上回る患者さんの声に驚いています。
もちろん舌下免疫療法を始めた方全員に効果が出るわけではありませんし、副作用が出ることもあります。しかしながら、毎年あれほど苦しんでいたアレルギー症状が軽くなったり、完治する可能性のある治療を検討する価値は充分あると考えます。
不安や迷いがございましたら、是非ご相談ください。