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アレルギー性鼻炎と風邪

アレルギー性鼻炎と風邪との見分け方

名古屋市中区栄の足立耳鼻咽喉科伏見クリニックです。

「花粉症と風邪って、症状似てない? どっちなのか、区別がつかなくて困っちゃう・・・」

そうですね、日常の診察時にも非常に質問の多い部分です。くしゃみ・鼻水・鼻づまりという花粉症3大症状もそうですし、発熱のある場合も風邪と間違えやすいですね。

病名がはっきりしないと対処方法も変わってきますので、簡単な見分け方は知っておいて損はないと思います。

それではアレルギー性鼻炎の中で患者数の多い「花粉症」と、症状がよく似ている「風邪」とを比較してみましょう。
花粉症はくしゃみ、鼻水、微熱など風邪とよく似た症状が出ますので、どちらかわからないというご相談が結構多いです。

 

  花粉症 風邪
鼻の症状~くしゃみ 発作的に出る、連続する よく出る
鼻の症状~鼻水 サラっとした透明な鼻水 初期は透明、その後粘り気のある黄色い鼻水
鼻の症状~鼻づまり 詰まる 詰まる

朝方の症状が強い

特定時期(花粉飛散時期)のみ

鼻や喉の不快感、咳、痰、のどの痛み、声が出ない。高熱、だるさ

 

決定的ではありませんが、花粉症と風邪の症状の違いをご理解頂けましたでしょうか?

症状だけで見分けるのはなかなか難しいかも知れませんが、鼻水の透明度、色や粘性などの違い、くしゃみの出方、発現時期などを考えて判別して下さい。

診断を誤ると用いるお薬がかなり変わってきますし、当然結果も変わってきます。風邪と診断されれば、せき止め、去痰剤(痰を出しやすくする薬)、場合によっては抗生剤、解熱剤などが処方されます。また人にうつすことも考えて行動しなくてはなりません。また花粉症であれば、基本的に抗アレルギー剤(内服、外用)の薬物治療が主になると思います。

ご自身の容態をなるべく正しく判断し、医師に的確に伝えましょう。  

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