『 伝えるを極める!』
名古屋市中区栄で開業する「足立耳鼻咽喉科人財開発部 」スタッフがおくる、自己啓発・自己成長支援ブログです。
悩み多い人生を少しでも良く生きる為に、私の知見や経験が役に立てば幸いです。
「心とスキルが成長する~グロウアップ講座 第46回」を始めます。
こんにちは、人財開発部のケンシロウです。
サラリーマンがホっとひと息つく時の相棒”缶コーヒー”ですが、今はペットボトルに押されてきています。
消費動向の変化、コロナによる働き方の変化などが影響しているそうで、何年かしたら、自販機でも見かけなくなる可能性もあるとか。栄枯盛衰ですね~。
本日のテーマは、
「 伝え方次第で成果が5倍変わる、6つの効果的な伝達法 」
分業化、細分化された現代の仕事は、一人では完遂することは出来ません。何人かのスタッフの力を集約しないと、高い成果を出すことが出来ないのです。
複数人で仕事をする場合、最も注意しなければならないのは「連携」。何人かの力を集約化し、足し算を掛け算にする、乗数にすることが理想ですね。
逆に、連携が悪いと引き算、割り算になってしまうこともあります。これでは人材のもち腐れです。
成果を上げるのに、リーダーの役割が大切であるのは今も昔も変わりません。10人の力を8にしてしまうのか、それとも100に出来るのかは、もちろんスタッフの力などにも影響されますが、やはりリーダー(トップ、中間)の存在が不可欠なのです。
昔のように、トップダウンの指示だけで成果が上がる時代ではありません。今の時代、今のメンバーに合った方法で行わないと冒頭の缶コーヒーのようになってしまいます。
今の時代に合った指示=伝え方があります。どのようにしていけば良いのか一緒に勉強していきましょう。
1.目標、成果を全員に明確に浸透させること
当然と言えば当然なのですが、”全員に浸透させる”という意味では、意外と難しいポイントです。
自分たちが思い描くゴールを、全員が同じビジョンで見えていないと成果は変わってきます。
ですので1~2回言ったから大丈夫ではなくて、何度か繰り返し伝える、言い回しを変えて理解しやすくするなど工夫が必要です。
何のために(動機付け)、いつまでに(期限)、どのくらいの成果を(数値化して)、どのように行うか、全員の腹に落とし込むつもりで行いましょう。
全員を集めて話をする、小グループに分けて話す、それに加えて個別でも理解・納得しているかを確認する。
リーダーの役目は全体を引っ張るイメージですが、違う方向を向くメンバーが現れないよう細心の注意も必要です。
2.ロードマップを作成し、全員にゴールを意識させること。各地点ごとの検証も怠らないこと。
前項で話したことを目に見える形のロードマップ(工程表)にしておくと、よりわかりやすいと思います。
時間軸と行動、成果の軸を明記すること。メンバーの頭の中に言葉だけでなく、より具体的な図形として落とし込みます。
全員でしっかり共有して下さい。
3.個人ごとの役割を明確にして、責任と意欲を持たせること
目標、成果、ビジョンなどを全員が共有化出来ました。次はその大目標を達成するのに必要な、個々の役割を決めます。
シナリオに合う役者と、台詞を当てはめていくような感じですね。一人一人の個性や能力を考えながら、適材適所に当てはめていく。
ある人にとっては楽勝レベル、ある人には200%アップの無理な目標。こういう決め方も場合によってはありますが、全体の成果を考えると成功確率が落ちますので、ある程度ならした方が良いですね。
仕事を通じてメンバーを成長させることもリーダーの大切な仕事ですから、そこも加味しながらキャスティングしていきます。メンバー数が多ければ、中間リーダーの任命も必要です。
そして役割を本人に伝える”場”も大事。メンバーを重要視していること、大切な職務を任せることなどを1対1で伝えていきます。
4.動き出したら、円滑に連携出来るよう目配りをすること
歯車が回り出した、ここからが更に大切。必ずうまくいかなくなる場合があります。その原因を見定めて対策を打っていくのですが、上手くいかない大きな原因のひとつが「連携不足」。
ちょっとした言葉不足や報告の漏れなどで起こりがちで、意外と大きな原因になることが多いことを経験しました。きめ細かな報連相を心がけ、雑談も増やすべきです。
雑談をすることで報告ミスを防げたり、連携が強まるケースが多い。特に今の若い世代のビジネスパーソンには雑談がキーポイントかも知れません。
ちょっとしたことだからと見過ごすと、後で手痛いしっぺ返しをくらうことも多々ありましたので細心の注意で臨みましょう。
5.指示事項は的確に、シンプルにすること
長々と自慢話をしたり、お説教的な話は厳禁!時間の無駄、害しかないことを肝に銘じて下さい。
「わかってますよ、私は大丈夫!」こういう人に限って、立場が変わるといきなり長話(笑)。ご注意下さいね。
長いダラダラした話では「伝えたい事」は正しく伝わりません。相手に合わせて、なるべく簡潔にポイントをまとめて伝えましょう。
途中で理解度を確認したり、ユーモアで和ませたり、起伏をつけるのも有効ですね。
最終目的は話をして満足することではなく、”確実に伝わり、行動を起こさせること”であることを忘れない。
6.各スタッフのケアを怠らないこと
全員の理解と協力を得て、目標に向かってまっしぐら!はいいんですが、そう上手くいかないのも世の常。初めのモチベーションは徐々に薄れて(最初から薄い人もいる?)、仕事のきつさなど不平不満が出てくるものです。
ただそれを放置しておくと場合によては大きな火種になってしまいますので、まだ小さいうちに個々に撃破(言葉が悪いですね。ケアですね)しておくべきです。
仕事ではありますが、お互いの感謝や愛情がないと絶対にうまくいきません。綺麗事ではなく、事実です。
しっかり気を配りましょうね。
私の営業マン、マネージャーの経験、そして医療法人の中での経験、年間100冊ほど読み込む書籍の知識の範囲内でご紹介致しました。
どちらかというとリーダーの方向けになりましたが、部下の方はこういうことをリーダーは考え、望んでいることを理解することも大切です。
リーダーや上司が動きやすい仕事をすることこそ、部下の役割でもありますから。若いときから自分がリーダーになったらどうするかを常に考えて、行動する。良い部下は、良いリーダーになるものです。
人ひとりの力は小さくても、いくつも束ねれば強くなり、大きな仕事・成果を上げることが出来ます。
成功の一助になれば幸いです。
「あなたはもう成長している!」
それでは、また来週お会いしましょう。
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□ 編集後記
”人に伝える”ことは大変難しいことです。わかりました!と言っていても、自分の思ったように伝わらないことはザラにあります。
人は自分の都合のいいふうに解釈しがち。時間が経てば忘れたり、記憶も変化してしまいます。
根気強く、くどくならない程度の確認が必要です。簡単なことですが、奥が深いことでもあります。
逆に言えば、伝え方のレベルが上がれば出来る事は格段に上がります。是非身に着けて欲しいスキルです。
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