『 健康ブログ~やはり健康の王道は、運動なのです!!』
名古屋市中区栄の足立耳鼻咽喉科がお届けする健康ブログです。本職は耳鼻咽喉科領域の治療を専門としていますが、当ブログではもう少し広い視野で、より快適に生活できる情報を発信します。流行りの健康情報ではなく、基本に忠実な情報を書きたいと思っています。宜しくお願い致します。
こんにちは、健康ブログ編集長です。気温も一気に下がってきて、いよいよ冬を迎えそう。街をゆく人々もダウンやフリース、コートなどが目立ってきました。そんな寒い季節はなかなな億劫で怠りがちですが、やはりこれは欠かせません。
本日のテーマは、
「健康を手に入れるには、運動は欠かせません!」
フィットネスクラブ事情
フィットネスジムが全盛ですが、コロナ禍の外出自粛により、フィットネス業界が大打撃を受けているそうです。帝国データバンクの調査によれば、2020年4月〜2021年3月における事業者の倒産・廃業は累計26件にのぼる。これは、リーマン・ショックの影響を受けた2008年度の29件に迫る数字であり、過去10年に限れば最多となる。26件が多いか少ないかは別として、コロナによる出控えは、こんなところにも大きなインパクトを与えています。
今でこそジムに行くことは全く普通になりましたが、以前はフィットネスジムなんて都会にしかない、外国の映画の話でしょうという感覚でした、私の住まいが田舎だからというのも大きな理由かも知れませんが、そういう地域でも今や通勤のルート上だけでも4軒ものジムがあります。日本人の日常に完全に溶け込みました。
最近ではパーソナルトレーナーがついて、マンツーマンで指導してもらえるスタイルも急速に普及しており、プロ選手につくトレーナーみたいな感覚ですね。またオンライントレーナーなるものもあり、オンライン画面で個人・グループで教えてもらえます。また業態の変化も盛んで、24時間営業するジムや女性専用のジムなど様々な形態が見受けられます。人間の永遠のテーマは健康ですので、今後も盛んになることはあっても衰えることはないでしょう。
メディカルフィットネス
そうした健康ブーム、運動ブームの中、メディカルフィットネスという新しい概念も出てきました。メディカルフィットネスとは1980年時代に医療機器メーカーが提唱した言葉で、医学的エビデンスに基づいた運動を行うことで健康な生活を送ろうというもの。普通に運動することも体に良いのですが、そこに医学的根拠を加えれば怖いモノなし?というものです。
あまり知られていませんが、日本各地で少しづつメディカルフィットネスの施設が立ち上がり、稼働しているようです。そんな中ネット記事で岩手県矢巾町の例が掲載されていましたので、簡単にご紹介致します。
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岩手県では官民連携での取り組みが始まっており、ドリームゲートさんという立ち上げ業者さんとタニタ、医療機器メーカー、調剤薬局さんと行政とが連携してプロジェクトを立ち上げました。プロジェクトの詳細はここでは触れませんが、全員がウェアラブル端末と連動して消費カロリーや運動データなどをすぐに見ることが出来ます。またタニタの体組成計で血圧など体の詳しいデータを計測し、このデータを参考にしながら専門家が1人1人に合った運動プログラムを作成します。また隣接する薬局フロアでは薬剤師や管理栄養士が常駐し、待ち時間に健康相談を受けたり、設置してい有る機器で手軽に老化物質を測定できます。これにより会員さんはエビデンス(科学的根拠)に基づいた運動を、自分に合った形やペースで享受することが可能になりました。(未来コトハジメ 10月12日記事より)
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このような仕組を活用することで、医療・運動・健康をシームレスにつなげることが可能になります。この仕組みの良いところは、良いと思ってやっていた運動が実は健康に良くなかったりしたケース、やり方を改善すれば良くなるケースなどを客観的に把握できてアドバイスをもらえることですね。アマチュアが本当に体に良いのかどうかという判断をすることはなかなか難しいと思いますし、逆に健康に良い運動をもっと増やしたりということも安心して出来そうですね。
運動する喜びを知ろう
何はともあれ、「運動する喜び」を純粋に感じて欲しいというのが本音です。いろいろなアンケートを見ても、運動に関しては何もしていないという方の割合は結構高く、正直なところ勿体ないなと思います。せっかく運動出来る体で生まれたんだから(したくても出来ない方はわくさんみえますよ!)、やって欲しい。便利になってどんどん自分でやることが減っている現代では、体を動かすことは絶対に必要じゃないかと思います。
私は子供の頃から運動は大好きで、今でも結構運動する方なのですが、やっていることが健康に良いかは正直関係ないです。健康にいいから運動するというスタンスでは、長く続かないような気もするんですね。私の意見ですが、運動していて楽しいとか、運動自体は少しきついけど終わった後の爽快感は格別という気持ちを大事にしています。
子供の頃を思い出して下さい。日が暮れるまで、いや日が暮れても運動場や公園でわけのわからない遊びをしながら動き回っていました。昭和の時代と言われればそれまでですが、私はあれころが原点であり、人間に必要なものだと今でも思っています。そんな生活してたら、ストレスもたまらないんはないかと。
大人になると汗をかく場面は冷や汗くらいしかありませんが、運動してかく汗は非常に良いものです。これが理屈なしで運動する喜びだと思います。また運動中は比較的集中しますので、普段から抱えているストレスなどもその時は忘れることが出来ますし、また違った解決策が出てくることもあります。デメリットはないように思いますが、しいて言えば動き出しが億劫なくらい。
これも習慣化してしまえば解決するのかなと思います。
是非是非、運動を始めて欲しいと思います。
それでは、また来週!
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◇ 編集後記
私に持論の押し付けになってしまったかと反省しています。健康な時には、健康の有難みに気がつかないもので、病気をしてから気づくのですけどね。
今はスポーツウェアもすごくお洒落になって、着てるだけでも気分があがってきませんか? あのウェアを着たい!という動機でもいいので、まずは軽~く、ゆる~く始めてみましょう。自分に合う運動なら継続できると思います。楽しくないなら、辞める!そんなスタンスでもいいんじゃない?
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