『 グロウアップ講座~成果を変える、最強の話し方のコツ! 』
名古屋市中区栄の足立耳鼻咽喉科伏見クリニックです。医薬品営業歴36年の営業マンがおくる、ビジネスパーソン向け自己啓発・自己成長支援ブログです。仕事の悩みを改善し、レベルアップして頂ければ幸いです。
「ビジネススキルとマインドが成長する~グロウアップ講座 第 110回」を始めます。
こんにちは、人財開発部 元営業マンのケンシロウです。今日は4月1日、決算も終えて新しい期のスタートという方も多いでしょうね。本当にお疲れ様でした。ビジネスはエンドレスで続きますが、今日は基本に戻って「話し方」について考えてみましょう。
本日のテーマは、
「話し方こそが、成果を左右する大切なスキルかも!? 」
当ブログは私のビジネス経験で学んだ事、セミナーや書籍などで学んだ事、そしてそれを実践して経験したことなどをお話しています。若くて、まだまだ経験値が少ないビジネスパーソンの参考にして頂きたいからです。過去記事でも話し方、聞き方について何回かお話をさせてもらいました。なぜなら「聞く事」と「話す事」は、どちらもビジネス成果に直結し非常に大切だからです。
最近「世界最高の話し方」(岡本純子さん著)という本と巡り合いました。海外のグローバルな環境で学ばれて、実際に話し方コンサルタントをしてみえる著者の、「話し方」に関する有益な教えがたくさん書いてあります。昔から話し方に関する本は多いですが、思わずオレンジマーカー(オレンジは元気色ですので)でアンダーラインを引きまくるような、示唆に富んだ内容でした。岡本先生、有難うございました。
皆さんにお伝えしたいことは山ほどありますが、今日はその中の数点に絞ってお話を致します。
日本と欧米の話し方の大きな違い
これは今でもよく指摘される日本人の劣っている部分ですね。もちろん日本人が全員ダメな訳ではなく、孫さんや豊田社長のように素晴らしいプレゼンをする方もいらっしゃいます。ただそういう方は決して多くなく、大概は海外のエグゼクティブと比較するとどうしても見劣りします。TEDなど海外のスピーチを拝見する機会がありますが、一番大きな差を感じるのは・・・そう、話し方!
日本人のスピーチと比べても、内容だけ見るとそれほど大きな差はないかも知れません。起承転結もしっかり練っている。数値も盛り込んであり、充分作り込んでいる。しかし結果的に聞き手に伝わる内容は、大きく違ってきます。
話は伝わってナンボ、最終的に相手にきちんと伝わるかどうか、そして相手を動かせるかどうかです。極端な事を申し上げれば、内容よりも話し方が非常に重要です。この点は文章も同じで、私もいつも気にする部分です(苦笑)。
どうして海外と日本とでは、このように差が出来てしまうのでしょう?
それは風土や文化の違いで、海外では日本とは違って、小さい頃から話し方を訓練されるそうです。様々な人種や国の人が集まっている国では、日本のような以心伝心はなかなか難しいので言葉で伝えることが基本となります。また男は黙って・・・なんて時代錯誤も甚だしいですし、人前で話さないのは何も考えていない、自分の意見がないという意味になる国との違いです。学校の授業風景などを見ていて、とりあえず意見を言おうと手をどんどん挙げています。
このように幼い頃からの基礎トレーニングや、大きくなってからの高度なトレーニングを学校や家庭でも行います。話し方の基礎、高度なテクニックなどを覚える機会が圧倒的に多いのが海外の実情のようです。選挙戦などでもビジュアル、ボイス、プレゼンのコンサルタントが必ずついています。外見や話し方が与える影響を知っているからこそですね。
日本で普通に暮らしている限り、会話のトレーニングなんてウケる機会はほぼないのではないでしょうか?しかしこれが決定的な差となって現れているのです。
良い話し方の基本
話し方を学ぶ理由は、相手に自分の話したい事や伝えたいことを効率的に伝えたいからです。政治家や大企業の社長の話し方などを見ていると、ここを全く意に介していない人が多いですね。自分の言いたいことだけを延々と話したり、お経のような調子で話したり。あなたの会社の社長、幹部、上司はいかがでしょう?
話し方の基本的な事になりますが、大切ですのでまとめてみましょう。
聴く人の気持ちになること
聞く人はどんな方々なのか、年齢や性別、カテゴリーなどを把握して聴衆に合った内容や言い回しに注意すること。相手と状況に合わせて、柔軟に変化出来るよう準備します。
次に何を伝えたいのか、を明確にしましょう。
「専務、延々30分も話していたけど、結局何が言いたいのかさっぱりわからん」
こういう偉いさんって多いんですね。伝えたいメッセージを明確にすることが大切です。
あれもこれも話さない。
どうしても欲張っててんこ盛りにしがちですので、出来る限りコンパクトに絞ります。
感情に訴えかける
話の展開がロジカルであることは必要ですが、人間が記憶に残るのは理屈よりも感情です。エモーショナルな言い回しが良く、出来ればストーリー仕立てにしておくとより記憶に残ります。身振り手振りも効果的です。
抽象的で大きな数値より、目の前に浮かぶ一人の話にする
「紛争で1万人が死亡」というよりも、「8歳の少女が爆発に巻き込まれて散る」という記事の方が何倍も強く人々の心に残ります。人間は大きな数字はイメージしにくい場合が多く、まるで目の前に情景が浮かぶようなリアルな部分に心は動かされます。
まとめ
いかがでしょうか? 同じ内容を話しているのに全く伝わらない人と、驚くほどリアルにつたわり他人を意図通りに動かせる人もいます。この差は大きく、当ブログ読者の方には是非習得して欲しいビジネススキルです。
常日頃から意識して話を聞いたり、外国人のプレゼンを参考にしたり、自分で話す機会をたくさん作ると経験値が上がり上手くなると思います。あなたも「効果的な話し方」という手に入れませんか? やる気になったあなたは、もう成長しています!
それでは、また来週お会いできるのを楽しみにしております。
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□ 編集後記
お疲れ様でした。立て板に水のようにスラスラと上手く話す人もいますが、心に残るかどうか、相手を動かせられるかが大切です。そう考えると、苦手なプレゼンも楽しくなりません?
楽しみながら、強力な武器を身につけておけば怖い物なしです。
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