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『 ”オンライン化”の後にくる大変化に備えよ!』

[2020.08.21]

名古屋市中区で開業する「足立耳鼻咽喉科人財開発部 」スタッフがおくる、自己啓発・自己成長支援ブログです。

耳鼻咽喉科クリニックでありながら、なぜ医療とは関係のない内容で毎週発信しているのか?
それは私の今までの人生・ビジネスで得た教訓を、人生や仕事などのお役に少しでも立てて頂ければという想いからです。
ご縁ある方の成長の一助になれば、この上なく嬉しいです。

「グロウアップ(成長する)講座 第32回」を始めます。

こんにちは、人財開発部のケンシロウです。


新型コロナウイルスの影響で各企業もオンライン化が進みました。今までは全員がそろって会議室で定例の会議・・・というのが日本企業の定番でしたね。
でも緊急事態宣言以降はかなりの企業がオンライン会議を導入しました。zoomを使ったzoom会議、さらにはzoom営業なんていうスタイルも推奨されています。足しげく通ってアポを取り面談というスタイルはもうなくなるのでしょうか?

 

本日のテーマは、

『 オンライン化、その後に備えよ!』です。

パソコンをさわる手


おそらく大部分のビジネスパーソンは今年3月以降、大きな転機を迎えました。オンライン授業、電子印章、オンライン飲み会、オンラインスナック、オンライン採用面接など猫も杓子もオンラインでした。
もちろん業種によってはオンライン化出来ない職種もありますが、かなり面食らったんじゃないでしょうか?

私も営業を長くやってきましたが、オンラインで面談し成約をと言われたら正直自信はありませんね(笑)。

顔や雰囲気がわかるからこそ微妙な機微が読み取れますし、何がネックなのかなどの情報なども入手しやすいものです。デスク周りのご家族の写真、書類、雑誌、本などから顧客の特性、趣味嗜好などを把握することも多かったです。
でも画面からは読み取れない。バーチャル背景なんてセットされたらアウトですね。

私も何度かzoomでのオンライン会議などを経験しましたが、なかなか慣れない。

実際にオンライン化してから、全国のビジネスパーソンはかなりストレスが増えているようです。

・自宅では集中できる環境がない

・孤独感が強まる

・上司との会話のネタがない

・セクハラ、パワハラの増加

・成果を求められるようになってきた


こういう声が多かったです。やはり急激な環境変化についていけない、オンラインによる新たな問題が起っっていることがうかがい知れます。

とは言うものの、このコロナ禍でわかってしまったことのひとつが「無駄なこと、不要なこと」。例えば、手段が目的になってしまった定例の会議。今までも皆が思っていたが口に出来なかったことのひとつですが、行われている会議の大部分は無駄です。
上層部、上司の自己満足といっても過言ではない。生産性を落とす大きな要因だと思います。

通勤もそうですね。在宅で行えるのであればそうすれば良いのです。高い交通費を使って、朝早く出発しくたくたになって何時間も通勤する意味が本当にあるのか。
他にもありますが、今まで普通に行ってきたことが普通ではない社会に変わってきています。それをほとんどの方が知ってしまった今、もう戻れない(戻っている企業も多くありますが、早晩変わるでしょう)。


しかし真の問題はそこではありません。本当に考えなくてはならないのは、仕事の評価基準そのものが全く変わってしまうかも知れないということです。



今までの日本企業の大部分は成果主義と言いながらも、社内の人間関係やプロセスなどを加味しながら評価されてきました。語弊を恐れずに申し上げれば、朝早くから夜遅くまで働く、何十件ものお得意先を足しげく訪問する、報連相に長けているなどの成果ではないものを尊重する傾向がありました。

でも、これからは変わってきます。欧米のようなジョブ型社会到来と言われていますが、プロセスはどうでもいい、どんな成果が出せたのかという問いかけに変わってきます。

私の前職の会社も成果主義でした。純日本企業ですが、実績で給料は少しですが、賞与は十万円単位で変わったと記憶しています。成果が出せないなら退職しろという会社でした。それでも人情はありました。

いつもの危機をあおるだけの話なら結構ですし、私の読み間違いなら問題ありませんが、コロナ禍での企業の体力を考えると変革が起きる可能性は大きいと思います。
現に上司との報告会、部署の会議がオンラインになればプロセスは見えにくくなります。結果を問いやすくなります。そこを感じ取ているビジネスパーソンも多いようです。


上司も今の人数は不要になるでしょう。今まで何倍かの部下を管理しやすくなります。

そう、オンライン化、そのあとには非常にクリアーカットな成果中心のビジネス社会に変わっているかも知れないです。

アメリカの映画を見ていると、凄まじいものがあります。ボスは絶対ですし、超成果主義という現実感が理解できます。ただアメリカの良いところは、やり直しの効くビジネス社会だということです。

しかし日本は未だ終身雇用制度が中心、根っこに残っています。転職が出来るのは若手、買い手のあるスキルをもつ僅かの技術者などでしょうか。そうです、辞められない社会なんです。ここが大きく違う点。

そういう社会は結局来ないかも知れません。今までのような会社主義でいけるかも知れません。でも世界の潮流、コロナの影響などを考えればかなり可能性が低いでしょう。だからこそ、備えないといけません。

災害の備えをして、結果としてこなかった。これで良いのです。だから備えなさい。

 

何をどうしたらよいのかわからない。こんな方に向けて、私なりのメッセージを送ります。

1.自身の将来をよく再検討すること。

 自分の本当にやりたいことが何か、どういう人生を送りたいかを真剣に考えること。もちろん好きなことで食っていけない場合もあります。
 マーケティング的に考えれば、顧客の欲っするものでなければ求められないからです。
 でも本当の自分からずれていることでは頑張れないのではないでしょうか? 

2.方向性が定まったなら、その道で独立出来るレベルまでスキルアップする。

 とにかくたくさん情報を集め、勉強し、経験することが大事です。苦しいことは多々ありますが、そこは避けて通れない成功への道だと考えます。
 どんな職種、どんな小さなエリアでも良いので、まずはそこでトップを目指しましょう。
 そしてヘッドハントされるレベル、独立して食っていけるレベルを目指しましょう。

3.独りよがりでは意味がないので、人材ハンター、スキル登録サイトなどで公正に判断してもらう。

 お山の大将、独りよがりにならないよう、公正な目で判断してもらえる土俵に出ること。今はネットでたくさんスキルを売る土俵がありますので、是非登録して他の人からの評価を聞いて
 下さい。

4.過不足を分析、修正して再度研鑽する繰り返しを愚直に繰り返す。

 厳しい評価を下されるかもしれませんが、真摯に受け止めて修正していきましょう。こういうところでの出会いで人生が変わることもありますよ。

 

5.人脈は大切、自ら売り込む実行力を磨く。

 前項でも申し上げましたが、誰かとの出会いが人生を変えます。自分の力ももちろん大切ですが、他者とのつながりももっと大事です。引きこもらずに、どんどん外に出て武者修行しましょ
 う。

6.Webを活用する。

 以上のようなことをリアルだけで実行するのは難しいし、効率が悪い。今はネットでいろいろな人とつながれるので、Webの活用は大事な要因です。
 デジタルが苦手と言わず、ここも勉強・研究していきましょうね。

 

やりたい事、しなくてはならない事をしっかり見極め、勇気を出して行動する。そして、それを繰り返しながら修正していく。根気がいりますし、時間がたてば決意も揺らぐでしょうが諦めずに行動し続けましょう。

ここまでやれば大丈夫だと思いますが、それでも厳しい情勢になるかも知れません。社会情勢、求められるスキルなどをしっかり情報収集し、研鑽を積むことしかありません。

やってすぐ成果がでるほど甘い世界ではない、ですのでなるべく早く行動をして欲しいと思います。

頑張ろう、応援しています。


ここまで読んでくれた君、「君はもう成長している!(ケンシロウ)」

それでは、また来週です!


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□ 編集後記


厳しい社会の到来です。仏教では人生は“苦”です。正直生きることは苦しいことの方が多いと思います。

でもそれでも生きねばなりません。考え方を変えて臨みましょう。
正しい方向へ正しい努力を継続すれば必ず道は開ける。健康に留意し、楽しみながら歩んでいって下さい。

特に若いうちは苦労を買ってでも経験すると、中盤~後半に必ず活きてきます。


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「 安心・安全で人に優しいクリニックをつくり、地域社会に幸せの循環を創る 」

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