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花粉症が起こる原因

花粉症のメカニズム

花粉症は日本では国民病と呼ばれ、毎年2~4月、場合によってはGW明けまで辛い症状に悩まされます。
なぜこんなに花粉症患者さんが多いのか、なぜ花粉症が起こるのかについて探っていきたいと思います。

原因はスギの木のせいだけではない・・・

そもそも昔から「花粉症」という病気はあったのでしょか?

国立環境研究所によると、20~30年前はスギ花粉を吸入してもアレルギー症状は引き起こさないと考えられていました。
スギの木は昔から日本で生育していました。指摘されるように戦後の生活環境変化、経済上の変化などにより、山林の管理が大きく変わってしまったということは事実です。
しかしそれだけが原因なのでしょうか?

スギの花粉の大きさは20~30ミクロンという大きさで、大部分は鼻でキャッチされてその先の肺には到達しません。そういう意味では、鼻の中で何かが起きている、何かが昔と変わったと考えるのが妥当だと思います。

いろいろな事が推測されるようですが、ここでは主な2つの要因についてお話致します。

  1. スギ花粉がきれいな状態では鼻に対してアレルギーを起こすようには作用しない。しかし大気中の様々な化学物質が表面に付着して汚れている状態だと事情が変わり、アレルギー反応を引き起こす原因となるという説です。

    例えば環境破壊でよく取沙汰される”ディーゼル車の排ガス”ですが、粒子の大きさは0.2~0.4ミクロンで大気中で花粉に付着することは可能なようです。実際にスギの木から飛散した直後の花粉と、都市部で採取した花粉を電子顕微鏡で観察すると、都市部の花粉の表面には多数の小さなゴミのようなものが付着しているとの事です。
    大気中を浮遊している様々な物質が、花粉にくっついてアレルギー反応を起こさせているという理屈です。納得出来る気がしますね。


  2. 鼻腔内の環境変化が原因だという説です。大気中の化学物質の中には、吸入すると鼻汁中の成分を変化させるものがあることがわかっています。

    花粉の外殻は大変固く、壊れにくくなっています。たとえ水に濡れても簡単には壊れません。しかしアレルギー性鼻炎の人の鼻汁に花粉をつけると、大変壊れやすくなるそうです。さらに花粉中のタンパク質も溶け出しやすくなるそうです。
    鼻水には花粉を壊しやすくする成分が含まれているということです。

 

スギ花粉症の症状は、スギ花粉の中にあるアレルゲン作用を持つ蛋白質が鼻腔内で溶け出すことが引き金となって、免疫の機構が活発に働くことにより見られる症状です。
鼻腔内の粘膜の含量、組成などの変化がスギ花粉の壊れやすさや発症に関係しているのかもしれませんが、科学的には今のところ、そのしくみは不明です。

国立環境研究所の記事を引用させて頂きましたが、やはり現代社会のマイナス部分が原因となっているのかも知れません。

 

日本の花粉症患者さんの状況

花粉症はアレルギー性鼻炎の病型のひとつで、別名「季節性アレルギー性鼻炎」と呼ばれます。
もうひとつの病型は「通年性アレルギー性鼻炎」です。発症する時期、長さによって大別されています。


2008年の有病率調査にとりますと、日本国内の約4割の方がアレルギー性鼻炎と解答しています。
花粉症は3割という解答でした。すごい数字ですね。

さらに、スギ花粉が原因の花粉症はおおよそ”4人に1人”という恐ろしい数字になっています。1998年の調査と比べますと、10ポイントほど増加しているとのことです。

発症する年齢にも変化が表れています。
従来は30歳~40歳代に多かった花粉症ですが、近年花粉飛散量の増加に比例して低年齢化が進んできました。
10代では約3人に1人、10代以下の若年層でも約15%の人が発症しています。

この調査自体が古いデータですので、現段階ではさらに増加しているものと思われます。
国民病と呼ばれるのも納得できる調査結果ではないでしょうか?

 

どうして花粉症が起こるのか、体内で何が起こっているのか?

  1. 鼻腔内に侵入してきたスギなどの花粉(アレルゲンと呼びます)を体は異物と見なし、防衛システムである「免疫反応」が作動します。
  2. 免疫反応によって、アレルゲンがガード役の体内の抗体細胞と結合します。
  3. 再度同じアレルゲンが体内に侵入すると、抗原抗体反応が機能してヒスタミンなどのアレルギー誘発物資を産生、放出します。
  4. 本来は異物を体外に排出しようとする防御反応ですが、花粉など人体に無害な物質にも過剰反応して、鼻水やくしゃみなどの症状が起きます。
  5. 目の症状も同様で、目の粘膜に入った花粉などのアレルゲンが免疫反応を引き起こします。



本来は体の持つ防衛システムなのですが、過剰に反応するとアレルギー症状が出ます。
花粉症の患者は年々増加していると言われています。しかし全員ではなく。発症する方とそうでない方がみえます。
何か他の要因が影響しているような気がしませんか?

 

花粉症を発症する方の特徴

全員がそうであると言い切れないところが免疫の難しい部分なのですが、一定の傾向があると考えます。

  • 遺伝的にアレルギー体質である
  • 大気汚染が進んでいるところ、近い地域に住んでいる
  • インスタント食品、スナック菓子、ファストフードなどをよく摂取する
  • 睡眠不足、不規則な生活などが定着している
  • ストレスが多い

などが主な原因だと言われています。体質や住むところを変えるのは容易ではありませんが、食事や生活習慣を改善することは可能です。
ストレスも上手く受け流す技術などを体得すれば、減らすことは可能ではなでしょうか?

 

まとめ

花粉症の発生するメカニズム、くしゃみなどの症状が何故起こるか、そして花粉症になりやすい生活環境などを申し上げました。
対症療法(症状をおさえる治療)が手っ取り早く、薬を飲んだり、レーザー治療をしたりしますが、おわかりのように根本的な解決にはなっていません。

免疫反応ですので完全には難しいかも知れませんが、過剰な症状は治すことが出来るかも知れません。

  • 体質改善をするべく、食事や生活環境、リズムを変える、
  • 充分な睡眠時間、質の良い睡眠を心がける。
  • マスクやメガネ、帰宅時の鼻うがい、洗顔などを励行
  • 花粉の付きにくい服装

出来ることを行いながら、少しでも症状が改善されるように努力しましょう。

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