メニュー

今からでも間に合う花粉症対策2選+3選

 

今からでもまだ間に合う治療 2選とは?

今日は2023年3月某日スギ花粉は大量飛散中、花粉症の方はくしゃみ、鼻水、鼻詰まりの3大症状に加えて、頭がボウ~としたり、微熱が出たり、集中力はなくなる症状に苦しめられています。

シーズン前に出来る治療を毎年ご紹介していますが、人間は危険が自分に差し迫らないと治療なんてしたくないもの。よくわかります。ですので、まだ今からでも間に合う治療」と「来シーズンまでにはやっておくと良い治療」をご紹介します。

その1~薬物治療

初期療法(花粉がまだ飛散していない1月頃に薬を飲み始める治療法)のタイミングはすでに終わっていますが、まだそれほど症状が出ていない方なら間に合うかも知れません。

まずは耳鼻咽喉科を受診して下さい。症状をしっかりと伝え、ご自身に合う薬剤(内服薬、点鼻薬、点眼薬など)を処方して服用を開始します。

たったこれだけですが、本格的に症状が出始めるまでに薬剤の効果が出始める事を期待しましょう。このタイミングを逃すとステロイドなどに頼るケースも出てきますが、出来れば飲んでほしくない薬剤です。

その2~重症の方へ

薬物治療で収まらない方は重症花粉症である可能性があります。その場合は「重症花粉症治療薬 ゾレア皮下注」を使用出来る可能性がありますので、是非耳鼻咽喉科で相談して下さい。

ゾレアは体重や、IgE抗体などの適合条件がいくつかありますのでどなたでも使えるわけではありませんが、非常に効果の高い(劇的に効く場合もあります)薬剤です。今シーズンの花粉症のっ辛い症状をなくすことも可能かも知れません。

注意して頂きたい事は、どこの耳鼻咽喉科でも使えるわけではないので、ゾレアが処方可能かは事前に調べておく必要はあります。当院は名古屋地区でも使用経験が多い医療機関ですので、宜しければご相談下さい。注意事項など、詳細ページでご確認下さいね。

 

来シーズンまでにやっておくと良い治療 3選

毎シーズン、結局対策をしない方にはあまり響かないかも知れませんが、専門医として「やっておけば良かったのに・・・」と内心?思う事をお伝えしておきます。

その1~レーザー治療

スギ花粉と反応を起こす鼻粘膜の細胞を、レーザーで焼く手術になります。手術ですので怖いイメージがあるかも知れませんが、麻酔をかけますし比較的短時間で終わりますのでご安心下さい。

効果持続期間は個人差がありますが、1年~2年くらいだと思います。詳しくは「レーザー治療」のページをご覧下さい。

その2~舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)

聞きなれない難しい名前ですが、スギ花粉のエキス錠を舌下(舌の下)に1分程度保持してその後飲み込むだけです。これを続ける事でスギ花粉に対する免疫を作り、花粉が体内に侵入しても反応を起こさせない治療法です。上手くいけば花粉症を根本的に治す可能性のある治療法ですので、挑戦する価値はあると思います。

ある程度の期間、薬を飲み続けなくてはならない地道な治療ですが、すでに行った方からは嬉しい声も頂いています。

詳しくは「舌下免疫療法の詳細ページ」をご覧下さい。

舌下薬剤画像

その3~初期療法(しょきりょうほう)

一番シンプルな治療法で。スギ花粉の飛び始める前に(1月頃)お薬を飲み始める治療法です。

「え、それだけ?」

驚かれる方が多いのですが、非常に簡単ですのでお勧めしております。効果が出るまでに時間のかかるアレルギー剤を早めに飲む事で、花粉本格飛散時期に照準を合わせる効果があります。

詳しくは「初期療法の詳細ページ」をご覧下さい。

まとめ

「2023年 花粉症!今からでも出来る対策2選」と「来シーズンまでにやっておくと良い対策3選」を簡単ですが、まとめさせて頂きました。

2023年3月現在の最適な選択は「ゾレア」(使えない方もみえます)と、オフシーズンになったら「舌下免疫療法」だと思います。症状の個人差もありますし、生活環境や生活など様々な条件で変わってくると思いますが、ほっておいても治りませんので早めの対策をお勧め致します。

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME