こんにちは、足立耳鼻咽喉科伏見クリニック 健康ブロガー嵐です!
嵐ファンクラブに加入していた頃、全国ツアーを見ようと応募しまくって
いましたが、全くダメでした・・・今も超狭き門なのでしょうか?
嵐フォーエバー!今日も嵐を呼ぶ男、嵐が?健康ネタを語ります。
さて本日のテーマは、
『フレイルに備える!』です。
「ちょっと待ってよ、フレイルって何?甘いの?糖分控えているのに・・」
ちょっと美味しそうな響きですが、食べ物でないですし、糖分は関係ありません。
(ちょいちょい入ってくるこの人、誰なんでしょうか?)
最近メディアで時々お聞きになった方も多いと思いますが、フレイルとは、
「加齢により、心身が老い衰えた状態」を指します。
元々は英語の”フレイルティ”が語源で、虚弱や老衰という意味です。
厚生労働省研究班の報告書によりますと、
「加齢と共に心身の活力が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され
心身の脆弱性が出現した状態で、健康な状態と日常生活でサポートが必要な介護状態の中間を意味します。
多くの方はフレイルを経て、介護状態へ進むと考えられていますが、高齢者においては
特にフレイルが発生しやすいことがわかっています。
高齢者が増えている現代においては、フレイルにはやく気づき、正しく治療や予防をすることが
重要です」
ムム、難しい・・・
簡単に言えば、年をとって心身が弱ってきてる状態なんでしょう。誰しも加齢による衰えには
逆らえません。仕方ないか・・・いや確かにそうですが、なんか暗~い感じになってきましたから、
少しでも元気で楽しく生きたいものです。
ちなみにフレイルには、診断基準が設けられています。
1.体重減少 意図しない体重減少(4.5kgまたは5%以上)
2.疲れやすい。何をするのも面倒だと思う回数 3~4日/週
3.歩行速度の低下
4.握力の低下
5.身体活動量の低下
なるほど、弱ってそうですね・・・。
フレイルになると病気にかかりやすくなったりして、一層の悪循環に陥ります。
早めの予防がよさそうです。
ということで、予防法に少しふれていきましょう。
まずは
体重の維持(元々適正であれば)、減少したらなるべく戻す工夫をしないといけません。
痩せてる方が良いという風潮ですが、年をとってからはあまり痩せるのは良くないという説も
あります。死亡率が上がるという話も・・・。
たくさん食べるのも手ですが、おそらく仕事もしてなくて、日常生活での動きも少なく
お腹が空かないでは?と想像します。
こういう場合は運動してお腹を空かせるしかない! 激しい運動はご法度ですから、まずは
軽い運動、
手軽に始められるのは”歩く”ことですね。
まずは
お散歩をしてみましょう。良い景色を眺めながらも良いでしょうし、好きな音楽を聴きながらとか。天気の良い日に始めてみましょう。
慣れてきて意欲も上がったら、ストレッチや他の運動も始めてみると良いでしょうね。
また
食事はバランスの良い内容を規則正しく摂取出来るよう、心がけましょうね。
肉類や大豆製品など筋肉の素となる食事、乳製品など骨を強くする食事を摂ることも大切です。
ご家族の方も気をつけてあげて下さい。
なかなか難しいことも多いと思いますが、是非取り組んでフレイルを極力予防しましょう。
いろいろな治療法、医療器具、薬などが我々の病気の治療、苦痛の軽減に貢献してくれています。
でも結局はご自身の健康管理、つまり日常の運動や食事、精神状態等々が大きく効いてくると
思います。
明日から、いえ今この時から始めて頂きたい、そしてフレイルに備えましょう!
それでは、また来週!