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『健康ブログ~フレイルに備える!』

[2019.12.10]
こんにちは、足立耳鼻咽喉科伏見クリニック 健康ブロガー嵐です! 嵐ファンクラブに加入していた頃、全国ツアーを見ようと応募しまくって いましたが、全くダメでした・・・今も超狭き門なのでしょうか? 嵐フォーエバー!今日も嵐を呼ぶ男、嵐が?健康ネタを語ります。     さて本日のテーマは、

『フレイルに備える!』です。

    「ちょっと待ってよ、フレイルって何?甘いの?糖分控えているのに・・」 ちょっと美味しそうな響きですが、食べ物でないですし、糖分は関係ありません。 (ちょいちょい入ってくるこの人、誰なんでしょうか?)   最近メディアで時々お聞きになった方も多いと思いますが、フレイルとは、

「加齢により、心身が老い衰えた状態」を指します。

元々は英語の”フレイルティ”が語源で、虚弱や老衰という意味です。   厚生労働省研究班の報告書によりますと、 「加齢と共に心身の活力が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され 心身の脆弱性が出現した状態で、健康な状態と日常生活でサポートが必要な介護状態の中間を意味します。 多くの方はフレイルを経て、介護状態へ進むと考えられていますが、高齢者においては 特にフレイルが発生しやすいことがわかっています。 高齢者が増えている現代においては、フレイルにはやく気づき、正しく治療や予防をすることが 重要です」     ムム、難しい・・・ 簡単に言えば、年をとって心身が弱ってきてる状態なんでしょう。誰しも加齢による衰えには 逆らえません。仕方ないか・・・いや確かにそうですが、なんか暗~い感じになってきましたから、 少しでも元気で楽しく生きたいものです。     ちなみにフレイルには、診断基準が設けられています。 1.体重減少 意図しない体重減少(4.5kgまたは5%以上) 2.疲れやすい。何をするのも面倒だと思う回数 3~4日/週 3.歩行速度の低下 4.握力の低下 5.身体活動量の低下   なるほど、弱ってそうですね・・・。 フレイルになると病気にかかりやすくなったりして、一層の悪循環に陥ります。 早めの予防がよさそうです。     ということで、予防法に少しふれていきましょう。 まずは体重の維持(元々適正であれば)、減少したらなるべく戻す工夫をしないといけません。 痩せてる方が良いという風潮ですが、年をとってからはあまり痩せるのは良くないという説も あります。死亡率が上がるという話も・・・。 たくさん食べるのも手ですが、おそらく仕事もしてなくて、日常生活での動きも少なく お腹が空かないでは?と想像します。 こういう場合は運動してお腹を空かせるしかない! 激しい運動はご法度ですから、まずは軽い運動、 手軽に始められるのは”歩く”ことですね。   まずはお散歩をしてみましょう。良い景色を眺めながらも良いでしょうし、好きな音楽を聴きながらとか。天気の良い日に始めてみましょう。 慣れてきて意欲も上がったら、ストレッチや他の運動も始めてみると良いでしょうね。   また食事はバランスの良い内容を規則正しく摂取出来るよう、心がけましょうね。 肉類や大豆製品など筋肉の素となる食事、乳製品など骨を強くする食事を摂ることも大切です。 ご家族の方も気をつけてあげて下さい。 なかなか難しいことも多いと思いますが、是非取り組んでフレイルを極力予防しましょう。     いろいろな治療法、医療器具、薬などが我々の病気の治療、苦痛の軽減に貢献してくれています。 でも結局はご自身の健康管理、つまり日常の運動や食事、精神状態等々が大きく効いてくると 思います。 明日から、いえ今この時から始めて頂きたい、そしてフレイルに備えましょう!   それでは、また来週!
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