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『 正しく、恐れよ! Vol.3 』

[2020.04.04]

『 足立耳鼻咽喉科 健康情報ブログ 』

 

 

こんにちは、足立耳鼻咽喉科 健康情報ブログ編集長の嵐です。

さあ今日もまた1歩、健康に近づきましょう!

 

当健康ブログは基本的に毎週火曜日発刊ですが、コロナウィルス感染拡大により別シリーズとして
お届け致しています。

間違った認識で行動されることは非常に危険です。デマ情報に惑わされることなく、冷静に、助け合って
乗りきりましょう。

 

 

「正しく恐れよ!」シリーズ の3回目を始めます。

 

 

ピークアウトして欲しい!こう祈りながら毎日スマホを見ますが、以前感染者、死亡者数は増え続けています。

少し明るいニュースは、中国以上の感染者数になったイタリアの感染・死亡者数が減少傾向になったこと
です。油断は出来ませんが、正直安堵感もあります。

 

過去2回に渡り、「コロナウィルスに対する基本認識」と「若者世代の薄い危機意識に警鐘」という
話をさせて頂きました。
いつもと違う厳しい書き方をしていますので、誤解も含め反響を心配していましたが、
多くの方にお読み頂いているようで、微力ながら声が届いたかもとホっとしています。

 

しかしながら、日本においては緊急事態宣言も出ることなく、布マスクの2枚配布、経済的支援策など
首をかしげたくなる対応策ばかりで非常に残念です。

国にと届くように、皆が正しい方法で声を出しましょう

今日は「部屋の換気」について、改めてですがお話致しますのでお聞き願えれば幸いです。

 

(4月1日の朝日新聞 社会面から抜粋しています)

コロナウィルスは空気感染はしない、これは周知の事実です。閉め切った空間で患者が咳をしたら、
ウィルスを含む”しぶき”がどう広がるか?

 

京都工芸繊維大の山川准教授が行ったコンピューターシミュレーション実験によると、

・2ミリまでの比較的大きな微粒子は、最初の1分間でほぼ床に落ちた。

・細かく軽い微粒子は、20分後まで落下せずに空中を漂った。

 

これ今回の感染に限りませんが、くしゃみや咳のしぶきは想像以上に長い時間浮遊している

ようです。

 

この実験からも明らかなように、定期的な部屋の換気は有効と言われています。
換気の仕方ですが、諸説あるものの、

 

・時間的には30分に1回(結構多いですね)の換気が有効

・窓を開ける場合もなるべく2箇所開けると、風の通り道が生まれて効果が増す

 

ただし、何度も申しますが今回のコロナウィルスは空気感染はしません。
直接感染者の飛沫(しぶき)を浴びたり、接触感染が感染経路ですから、換気だけでは
感染リスクを防ぐわけではありません。

在宅ワーク、学校の授業延期などの影響で自宅にいる時間が増えていますので、従来の湿気予防も
兼ねて、

換気にも注意を払って下さいね。

 

感染を防ぐ予防策と言われている「うがい、手洗い」も一つの方法で完全に遮断できるという
わけでなく、良いと言われる予防策を複合的に実施することが大切だと言われています。

ですから、

 

・3密と言われる環境のところには絶対行かない

・なるべく外出は控える

・話す時などもあまり近づきすぎない

・正しい咳エチケット(ティッシュで口を押さえる、二の腕で押さえるなど)を実行する

・外出から戻ったら、必ずうがいと石鹸等を用いた手洗いをする

・自分の免疫力を下げるような生活はしない

 

そして部屋の換気を定期的に行いましょう。

そして、必要以上に神経過敏にならずに困った人がいたら助け合いましょう。

負けないですよ、人間は。

 

正しい情報、正しい行動をして、自分と周りの方を守るんだ!

 

「正しく、恐れよ!」

 

それでは、また!

 

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■ 編集後記

この騒ぎで忘れかけていますが、桜の花も綺麗に咲いています。

宴会はNGですが、気分転換も兼ねて、混雑していない場所に

を見にいくのも良いかと思います。

自粛も大切ですが、生活の潤いも大事ですから。

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~地域の皆様のお役に立てるクリニックを目指します!

■ 足立耳鼻咽喉科 本院 :三重県四日市市羽津山町7-8

□ 足立耳鼻咽喉科 伏見クリニック

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