メニュー

『 子どもたちの健康を守りましょう!』

[2021.01.04]

足立耳鼻咽喉科が発行する健康ブログです。
地域の皆様の健康の一助になるよう、情報発信しています。


明けましておめでとうございます。健康ブログ編集長です。

昨年も当ブログをご愛読頂き、本当に有難うございました。
毎週多くの方にお読み頂ける幸せと共に、責任も感じております。読んで役に立つ、そして楽しいブログにして参ります。
今年も宜しくお願い致します。

さあ、本日のテーマは、


「 コロナ禍での子どもの健康、それでいいのですか? 」


 

医療機関の現状

「前年比30%ダウン!最低の数字に・・・」


何の数字だと思いますか?コロナ禍で大変な苦戦を強いられている飲食業界ではありません。

これは全国の小児科クリニックの、昨年の売上実績です。昨年と比べて30%もダウンしたということです。
今まで様々な不況下でもこれほどの落ち込みはあありませんでした。長くこの世界で働いている私も想定範囲外です。

売上が下がったということは、つまり患者さんが来院しなかったということです。
これが病気になる子が減ったのなら、喜ばしいことでもあるわけですが、それだけではないようです。


また歯の健康にも異変が出てきています。各地で小学校などの歯科検診が行われていますが、多くの地域で虫歯の増加が確認されています。

小児科の患者さんが減ったこと、子どもの虫歯が増えたこと、この2つの事実は何が原因なのでしょうか?


もうおわかりだと思いますが、原因は・・・コロナですね。ここでもコロナが影響を及ぼしているのです。


コロナ感染が怖くて、子どもさんを病院に連れていけない。これが大きな原因です。

大切なお子さんが感染でもしたら・・・このお気持ちは痛いほどわかります。それくらいなら、後回しにしたい気持ちも充分理解出来ますね。

熱が出て苦しんでいない、ワクチンも今すぐ打たなくてもいい、虫歯も後で治療すればいい!

感情的にはわかりますが、果たして正しい選択と呼べるのでしょうか?

 

医療機関を受診しないデメリット


コロナ対策でマスクをつけて、アルコール消毒をして、外出を控えていますので、その他の感染症にもかかりにくくなっています。
お子さんの熱発も昨年は少なかったと思います。これはメリットでした。

しかしワクチン接種を見送ったり、隠れた病気を見逃したり、虫歯治療を後にまわすことのデメリットをどう考えるかです。

ワクチン接種のスケジュールも、過去のデータから必要な時期に必要なワクチンを接種するように決められています。
また確率は低いながらも、重い病気の発見が遅れるかも知れません。


虫歯治療も「予防と早期治療」が一番大切です。健康に生きる上で必須の歯の治療を後回しにすることは、子ども将来に影響を与えることかも知れません。大袈裟ではなく、歯は本当に大事です。

虫歯においては、コロナ禍での生活の変化も大きな要因です。

自宅で過ごす時間が増えたことで、間食の回数も増えています。間食=甘いものが多く、甘い食品をダラダラと食べ続けるとどうなるでしょうか?
そうですね、虫歯菌にとって非常に良い環境を作っていることになります。

私も歯ではいろいろ苦労しましたので、メンテナンスには気を使っており、日々の歯磨きや定期健診は欠かしません。
それでも検診時に、歯科衛生士さんに磨き残しなどを指摘されます。

いわんや、子どもの場合はです。


当ブログでもクドいくらいに、「コロナに対する正しい知識」を書かせて頂きました。変異種はどうなるか不明ですが、従来種は子どもの感染数、重症化数はかなり少なかったはすです。
ですから変に怖がらずに、適切なタイミングで受診するべきでした。この判断が子どもに影響を与えないことを祈ります。

そしてもう一点、これは当院も同様ですが、コロナ対策にはプロとして非常に神経を使っています。出来る限りの感染対策を講じています。
小児科、歯科医も同様です。きちんと対策している医療機関を選んで、受診すべきだと思います。

 

今後気をつけていくこと


そして生活が大きく変わってしまいましたので、先ほど申し上げた間食など、生活リズムや内容をよく考えて改善していって欲しいと思います。

ご家族にとってかけがえのない、そして社会にとっても大切な子どもたちをしっかり守っていきましょう。


また大人もテレワークになり運動不足になって、体重増加や慢性疾患の悪化などの事例もたくさん出てきていますね。
規則正し生活、適度な運動、そしてストレス解消をしていかないと、違う意味でコロナに負けてしまいます。


今年どうなるかは誰にもわかりませんが、明るく素直に美しく?家族のために、ご自身のために頑張っていきましょう!
それでは、また来週!

 

 

--------------------------------------

◇ 編集後記


昔は近所に必ずコワ~イおじさんがいました。よその子だろうが何だろうが、怒鳴りつける。
私もよく怒られました。親も受け入れてましたね。お前が悪いと(笑)。

今なら親が怒鳴り込んできそうですが、私は良いことだと思っています。

社会で、地域全体で子どもを育てる。そんな雰囲気があったように感じます。

私もそんなコワ~いオジサンになれるよう(え、すでになってる?)、気合いれます!

---------------------------------------

コロナ感染が拡大していますが、正しく知り、賢く対応していきましょう。

ウィルスが繁殖しやすい季節です。マスク・手洗い・アルコール消毒・3密対策は忘れずにお願いします。


人生を上手く生きていくには、常日頃からの準備が一番です。


☆ 花粉症の方!つらいアレルギー性鼻炎の対策を打っておきましょう。

 ・初期療法!転ばぬ先の杖です。1月下旬頃から花粉症の薬を飲み始める治療法で、単純ですが効き目大! 

 ・根本的に治る可能性大! 舌下免疫療法を始めてみませんか? 

 ・即効性なら、レーザー治療です!  

  (注意)花粉が飛散し始める季節から逆算して締切を設けています。今は難しいですが、ご希望の方は一度お問い合わせください。


 ・通院が難しい方、コロナ感染が心配な方、オンライン診療を考えてみませんか? 

---------------------------------------------

「 安心・安全で人に優しいクリニックをつくり、地域社会に幸せの循環を創る 」

1、足立耳鼻咽喉科 四日市本院:三重県四日市市羽津山7-8


2.足立耳鼻咽喉科 伏見クリニック:愛知県名古屋市中区栄1丁目2-3 プラウドタワー名古屋栄2F
----------------------------------------------

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME