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『健康ブログ~貧乏ゆすりのすすめ? 』

[2019.11.26]
こんにちは、足立耳鼻咽喉科伏見クリニック 健康ブロガー嵐です。 11月も終盤を迎え、いよいよ年末です!クリスマスです! 世のオジサマ達にはあまり関係ないけど、子供たちや若いカップルには待ちに待った季節 ですね。私も愛が欲しい!(バグッ!今日は蹴りが・・・ご機嫌斜めなのかな・・) 何となくバタバタする季節ではありますが、1年の総決算です、仕事や車の運転などご注意下さいね。   またパーティーや忘年会など、暴飲暴食や夜更かしなどにより体調を崩す時期でもあります。 個人的にはご一緒にお酒を酌み交わしたいところですが、健康ブロガーとしての立場もございます、 ほどほどにしておきましょう(笑)。     さて本日のテーマは、 『 貧乏ゆすりのすすめ? 』です。 貧乏ゆすり       「貧乏ゆすり」って、足などを小刻みにゆするアレですが、名前からしてイメージ悪いですね。   ゆするのはいいとして、何故”貧乏”という名がついたのでしょうか? 「金持ちゆすり」とは何故言われなかったのでしょうか?   語源を調べてみました。江戸後期には、俳句や川柳などによく使われていた言葉のようです。 もっと古くから使われていたかも知れません。 膝や足を細かくゆする動きは、落ち着きがなく貧乏人がする行為のようなイメージになった ようです。 今と違い行儀作法に厳しかった時代ですので、余計に嫌われたんでしょうね。 また足をゆする行為が貧乏を招く、と言われ商人達から忌み嫌わらていたとも言われています。 なるほど~、確かにお金持ちっぽくはないですが・・・   また例えば電車で隣に座った人が「貧乏ゆすり」をしていたら、あまり気持ちの良いもの でもないのは確かです。本人は無意識にやっているのでしょうが。 そんな縁起の良くなさそうな貧乏ゆすりを、嵐は何故勧めるのでしょう? みんな貧乏になればいんじゃない、フッフッフ・・・などと言う悪いことは考えていませんよ。 実は「貧乏ゆすり」にはイメージと違い、健康的なメリットがあることが科学的にも証明されている からです。   「貧乏ゆすり」のメリット??     それでは、ここから詳しくお話します。   1.貧乏ゆすりは実は体にイイんです!? 貧乏ゆすりを5分間行うと、皮膚の温度が2度上昇することが研究でわかっています。 また3分間の貧乏ゆすりは、20分のウオーキングに匹敵するという説もあります。 にわかに信じがたい話ですが、書籍や各メディアで紹介されています。 寒い時に貧乏ゆすりをするとわかりますが、少し体が温まりますよね。 激しい運動ではありませんが、言い換えれば”ふくらはぎの筋肉運動”です。 運動の代わりにはなりませんが、あまり動けない環境下とか、電車の中とか、職場とかで 「貧乏ゆすり」なら実行することは可能です。 エコノミークラス症候群などにも効果があると言われています。       アメリカのシドニー大学で実施された調査においても、 1日の座っている時間が長い人(8~11時間)と短い人(4時間未満)とを比べると、   死亡リスクが15%も上昇。     11時間を超えると、死亡リスクが40%も上昇。これは喫煙のよる死亡リスクに匹敵か、   それ以上とも言われているそうです。     マズい、パソコンモニタの前で長時間座っている貴方、一刻も早く休憩するか、 出来ない環境下なら”ゆすり”ましょう!? 特に日本人は座る時間が長く、平均8~9時間で世界で最も長いそうです・・・ またふくらはぎは、足の血液を心臓に戻していく”ポンプ”の役割も担っていますので、 女性に多い”冷え性改善効果”や”足のむくみ”にも良いと言われています。 また関節の軟骨の再生を促す効果があり、特に股関節には効果が高く、実際に医療機関でも 治療の一環として用いられているとのこと。 いいことずくめですね。           2.脳や心にも良い!? 何と精神疾患を持つ患者さんに、貧乏ゆすりを勧める病院もあるようです。 ふくらはぎの運動は脳に血液を送りやすくし、心臓の圧+ふくらはぎの圧が加わり、より血液循環が 良くなるようです。これにより脳にいく血液量が増え、集中力が高まり治療効果が高まるようです。 また化学物質のひとつである「セロトニン」の分泌量も増えて、精神を安定させる効果も 増します。 電車やマッサージチェアなどのリズミカルな細かい振動は、ついつい眠くなってしまいますよね。 睡眠にも良い効果がありそう。 いかがでしょうか。マイナス面も確かにありますが、メリットもかなり多いんですね。 ちょっと「貧乏ゆすり」も見直されたかなと思います。   ただ社会一般的にはイメージがあまりよくないですし、他人から見るとイライラしているようにも 見えますので、TPOをよく考えて”ゆすり”ましょう(笑)。     体に良いこと、悪いことは時代や価値観の変化により、逆転することも多いと思います。 よく言われる例ですが、昔はクラブ活動中でも絶対に水を飲むな!と厳しく言われました。 私も若き頃はテニスやハンドボールをやっていましたので、真夏の炎天下のランニングはよく やらされました。でも休憩時間以外で水なんて飲もうもんなら、ビンタが飛んでくる時代。 今思うと信じられない、体に良くない行いですね。         追記:最近、「健康ブログ」読んでるよ!って嬉しいお言葉を頂戴します。 本院ブログは昨年11月頃から、伏見分院ブログは9月からテーマをいろいろ変えて掲載中です。 何と言っても「足立耳鼻咽喉科」の看板を背負って?執筆していますので、あまり適当なことも書けませんし、 かと言ってあまり真面目な内容も面白くないしと、日々締切に追われながら運営しております。 でも文章にすると自分の持つ情報のあやふやな部分や、文章力のなさ、誤字とかを否が応でも知ることに なります。つらい、でも勉強になって楽しい!こんな気分です。   今後も明るく、楽しく、健やかに、そしてちょっぴりためになる(ちょっぴりかい!)ブログになるよう、 精進致します。是非ごひいきに! それでは、また来週!
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