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『 健康ブログ~腰が痛い~!腰痛の原因、対策を知りましょう 』

[2023.04.03]

名古屋市中区栄の足立耳鼻咽喉科がお届けする健康ブログです。当ブログでは耳鼻咽喉科領域に限らず、もう少し広い視野でより快適に生活できる情報を発信します。また流行りの健康情報ではなく、基本に忠実な情報をお届けしたいと思っています。末永く宜しくお願い致します。
(専門外の病気についての詳細は、各専門科でお尋ねください)


こんにちは、健康ブログ編集長です。最近ブログの更新頻度が落ちているのでは?と時々ご指摘頂きます。いやいや~気のせいですよとごまかしていますが、確実に落ちています(笑)。誰も気にも留めていないのでは?と自信喪失していましたが、毎週楽しみにしている方もみえるんですね。継続は力なり、毎週は無理でも定期的にアップしていきますので、応援宜しくお願いします。


本日のテーマは、

「 腰痛対策 」

腰痛と聞くと、何故かゆううつな気持ちになるのは私だけでしょうか? 別に腰痛持ちでもありませんし、腰痛で苦しんだ経験もないのですが、何故かゆううつになります。おそらくですが、体の中心部である腰を患うことを想像する本能的な不安のせいなのかもしれません。

本日はこの病気でお悩みの方が非常に多いと思われる「腰痛」に迫っていきたいと思います。(ゆううつ・・・笑)

腰痛とは?

「NHK 健康Ch」からの抜粋ですが、

腰痛は日本整形外科学会の調査によると、日本で約3000万人いると推計されており、そのすごい数に驚かされます。一口に腰痛といっても、その原因はさまざまあります。

腰痛を原因別に分類すると、腰部脊柱管狭窄(ようぶせきちゅうかんきょうさく)や椎間板ヘルニアなど、腰の神経の障害によるもの内臓の病気、重い脊椎の病気などがあります。しかし原因を特定できる腰痛は全体の約15%です。残りの約85%は原因を特定しにくい非特異的腰痛で、一般に腰痛症や坐骨神経痛などと診断されます。

原因を特定できる腰痛のうち、腰痛全体の約10%を占めるのが、腰部脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアなど腰の神経の障害により起こるものです。また全体の約2%は、内臓の病気による腰痛だと考えられます。内臓からの神経の多くが腰に伸びているため、慢性すい炎、腎う腎炎、尿路結石、慢性の十二指腸潰瘍、子宮内膜症などで腰痛が起こることがあります。

腰痛を起こす重い脊椎の病気には、化膿(のう)性脊椎炎、がんの骨への転移、背骨の圧迫骨折などがあり、腰痛全体の約1%の患者さんがいると考えられています。

腰痛全体の85%を占める非特異的腰痛の多くは、腰の椎間関節や筋肉などに原因があるといわれていますが、原因を特定するには、腰のある箇所の神経をまひさせて痛みが取れるかどうかを確認する検査を何か所も行う必要があるため、原因の特定までは行わず、痛みをとる治療が優先されます。

 

長い文章で恐縮でしたが、怖い病気が隠れている場合もありますし、根本的な治療法がないということですね。でもどうやって見分けたら良いのでしょう?

腰痛の危険度をチェックしよう

多くの腰痛は、急いで受診する必要のないものですが、なかには放置すると危険な腰痛もあるので、下記にあるチェック表で腰痛の危険度を調べてみましょう。

【腰痛 危険度チェック】

  1. じっとしていても痛む
  2. 背中が曲がってきた
  3. お尻や脚が痛む・しびれる
  4. 脚のしびれにより長く歩けない
  5. 体を動かしたときだけ 腰だけ痛む

「腰痛 危険度チェック」表の(1)~(5)のうち、(1)の「じっとしていても痛む」に当てはまる場合、重い脊椎の病気や内臓の病気の可能性が考えられるため、危険度は大です。

(2)の「背中が曲がってきた」に当てはまる場合、骨粗しょう症によって背骨がつぶれる圧迫骨折が起きている可能性があります。骨粗しょう症は、骨の中がスカスカになる病気で、閉経後の女性に多く起こります。
50歳過ぎから背中が曲がってきたら要注意です。

(3)の「お尻や脚が痛む、あるいはしびれる」、(4)の「脚のしびれにより長く歩けない」いずれか1つでも当てはまる場合、腰部脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアなど、腰の神経の障害が原因で症状が起こっている可能性があります。
これらの病気は進行することがあるため要注意です。

(1)~(4)の項目に1つでも当てはまる場合は、一度医療機関を受診することがすすめられます。
(5)の「体を動かしたときだけ腰だけ痛む」のみ当てはまる場合、腰の椎間関節や筋肉などが原因の腰痛である可能性が高く、その場合、当面の危険はありません。ほとんどの腰痛は1か月以内に痛みがなくなる心配のないものです。
ただし、症状が悪化した場合や、3か月以上症状が続く慢性腰痛の場合は、整形外科を受診することがすすめられます。

また2021年に発表された「産業医や産業保健師向けの対策マニュアル(厚生労働省)」では、病気が原因の恐れがある腰痛として以下のチェックリストを掲げています。

  1. 横向きになってじっとしていても、腰がうずくことがある
  2. 鎮痛薬を使うと一時的に楽にはなるが、頑固な腰痛がぶり返す
  3. がんの治療歴がある
  4. ステロイド剤の注射や飲み薬での治療歴が3か月以上ある
  5. 原因不明の熱がある
  6. 就寝後に痛みで目を覚ます
  7.  お尻から太もも以下へジンジン、ビリビリ放散する痛みやしびれがある

以上7項目に当てはまる場合は、医療機関を受診するように勧告されています。腰痛持ちの方、忘れないで下さいね。まずは重い病気でないかをしっかりチェックして下さい。

何度も申しますが、ただの腰痛だろうと思わずにチェックリストに思い当たる節があれば、まよわず専門の医療機関を受診することだけは忘れないで下さいね。

 

腰痛予防

病気のチェックを行い、受診した結果問題ない場合の対策を考えていきましょう。(3月26日 読売新聞より)

病気が原因でない腰痛の場合、前かがみで重い物を持ち上げる時に猫背になる姿勢やストレスの積み重ねなどによって、腰痛の原因となる負担が蓄積します。また長時間のデスクワーク、パソコン作業なども原因と考えられると思います。

こういう時に簡単にできる体操やポーズをご紹介します。

厚労省の職場の腰痛対策マニュアルでは「これだけ体操」というものが紹介されています。「これだけ体操」とはお尻に両手を当ててからのけぞることで、蓄積された腰の負担を和らげる体操で、腰の筋肉をほぐす効果があるようです。

またぎっくり腰の対処法として「アシカポーズ」が勧められています。以前はコルセットをして安静に、という治療は主でしたが、今は活動を維持する方が回復しやすいと言われています。

新聞をそのままスキャンしましたので、少し見にくいと思いますが・・・

私もパソコン作業が多い仕事ですので、定期的に立ち上がって体を動かすようにしています。また座り方にも原因があるようですので、良い姿勢を保つことも心がけております。初めに申し上げたようにあらゆる動きの中心となる部位ですので、大事に使っていきましょう。

 

まとめ

最後までお付き合い頂き、有難うございました。本日は「腰痛対策」というテーマでお話を進めてきました。いかがでしたでしょうか?

3000万にもの方が悩んでいる腰痛症、この病気も花粉症と並んで国民的な病気ではと思います。腰痛で苦しむ方は何軒も医療機関をまわったり、整骨院系の施術院などにもお世話になっているのではないでしょうか。自分にとって良い医師や治療に出会えると良いですね。

それでは、また来週!

 

 

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◇ 編集後記

今年は例年に比べて暖かいようで、花粉飛散や桜の開花なども早いようですね。厳しい夏を前に、一時の良い季節ですし、長い間コロナで我慢してきた外出なども解禁されつつある社会。充分警戒はしながらも、満喫して欲しいと思います。

新学期、入社などで新しい環境になり、不安な方も多いかと思いますが、大丈夫、何とかなるから楽しむくらいの気持ちでいきましょう!

 

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