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『 子供の皮膚を日焼けから守る、4つの対策 』

[2021.04.26]

足立耳鼻咽喉科が発行する健康ブログです。地域の皆様の健康の一助になるよう、情報発信しています。

こんにちは、健康ブログ編集長です。暑くなってきましたね~、先週は25℃を超える日も出てきました。夏が好きな方には大変嬉しい季節だと思いますが、注意しなければいけない事が・・・。本日のテーマは、

「 子供の肌を守ろう!日焼け対策、4つのポイント! 」

気温が上がってきて、良い季節になって参りました。お子さんも陽の光を存分に浴びて遊びやスポーツを楽しめる時期ですが、ちょっと気になることが・・・。それは「紫外線の影響」です。

最近ではアンチエイジングの研究も進んできて、様々な研究結果が発表されています。その中で皮膚の老化に関して最も影響の大きい要因が、紫外線による皮膚の老化。
紫外線は人体に有益な作用もあり、骨の育成などには欠かす事の出来ない要因。しかし肌に関しては、マイナスの影響が結構大きいのです。

お母さん方は外出時にかなり注意していらっしゃると思いますし、子供さんにもUVアイテムを使う親御さんもいると聞きますが、まだまだ浸透度は低いようですね。子供にアンチエイジング云々は縁遠い話ですが、将来の皮膚がんのリスクなども含めて考えれば、何事も始めのうちから対策を講じておくことが大事です。

 

紫外線についてのマメ知識

紫外線は悪者扱いされがちですが、人体には欠かせない良い影響もあります。例えば骨の形成に必要なビタミンDを合成する為に必須。ビタミンDは腸からのカルシウム吸収を2~5倍に増加させ、吸収の悪い食事でのカルシウム摂取を助ける働きがあります。また日光は精神面や睡眠にも好影響がありますので、適度な量を浴びるのは良いと思いますが、過度に長期間浴びてしまうとシミやしわなどの原因にもなります。また皮膚がんや白内障の可能性も示唆されています。

環境省作成の「紫外線環境保健マニュアル2020」という文書があります。52枚に及び詳しく書かれていますので一度ご覧になるといいかと思いますが、今日はその中のポイントを少し抜粋していきましょう。

  • 日本の紫外線照射は、南に行くほど強くなる。
  • 1年の中では、春~初秋にかけて強く、4月~9月の照射量は年間の70%~80%にもなる。
  • 1日のうちでは、正午をはさむ数時間が最も強く、夏のご縁10時~午後2時にかけては1日の70%照射、冬の同じ時間帯では1日の80%~85%にもなる。
  • 紫外線は太陽から直接照射されるだけでなく、空気中で散乱して届く散乱光と地面で反射される反射光とがある。
  • 近年お母さんが紫外線を避ける傾向が強く、その赤ちゃんが日光を浴びる機会は減っており、そのデメリットが危惧されている。

以上簡単にご紹介しましたが、このマニュアル、なかなか面白い。知識は武器ですので、ネットで検索して頂きご覧頂きたいと思います(リンクも貼っておきますね)。

 

UV対策とお勧めアイテム

このように紫外線対策は、紫外線のメリット・デメリットを天秤にかけながら上手く付き合っていくしか方法はありません。

そして対策をしてあげなくてならないし、意外と難しいのが今回のターゲットの子供たちですね。
綺麗なお母さん方ほどUV対策にはおそらく興味はないでしょうし(特に男の子)、常備しておくわけにもいかず、学校帰りなどは無防備状態になってしまいます。そして一番大事な点は紫外線を浴びてしまってからでは遅いということです。それではマニュアルを片手に紫外線対策を考えていきましょう。

対策その1~紫外線の強い時間帯を避ける!

前述しましたが、季節通じて正午前後は最も照射のs強い時間帯です。ここでも外遊びはなるべく避けたいところ。でも、そんなこと言っても子供は遊びにいきますよね?

対策その2~グッズを利用

大人ではないので日傘は難しいので、子供には必ず帽子を被らせましょう。特につばの広い麦わら帽子などがお勧めですね。帽子を被ることで目への影響はかなり軽減されます。
しかし紫外線は直接照射だけでなく、反射光によるばく露もありますのでお忘れなく。また目を守る為にサングラスも良いようです。子供のサングラスがどう映るか微妙ですが・・。

対策その3~衣服で覆う

なるべく体の大きい面積を覆うことが推奨されており、長袖の目の詰まった生地の衣服が良いのですが、逆に熱中症の危険性が高まりますので通気性や発汗性の良さも考慮しましょう。

対策その4~日焼け止めを上手く使う

日焼け止めに関してはお母様方のほうが詳しい気がしますが、再確認の意味でお話します。
日焼け止め剤には紫外線防止剤が入っています。紫外線防止剤は紫外線吸収材(有機系素材)と紫外線散乱剤(無期系素材)とに分かれており、製品によって含有されているものが違います。
紫外線吸収剤は塗った後が白くならず見た目はいいのですが、まれにアレルギー反応を起こすという欠点があります。紫外線散乱剤は少々白くなってしまうけどアレルギー反応はないのがメリット。子供は大人に比べて皮膚が弱いので、低刺激で添加物も少ない散乱剤系が良いようです。

何がいいのかな~と考えていたら、4月19日の読売新聞に記事が載っていましたので是非参考にして下さい。

伊勢半が製造・販売の「マミーUVマイルドジェルN](税込み990円)は原材料の90%が食品由来の成分で、着色料や香料、防腐剤フリー。PA+++です。
同じシリーズの「マミーUVアクアミルク」は食品由来成分は80%と少し低いながら、PA++++と最も高い紫外線防止効果があります。またSOLIA(ソリア)の{アロベビー UV&アウトドアミスト」(税込み2585円)は紫外線帽子効果に加えて、虫よけ効果もあるそうです。これからの季節にはピッタリかも知れませんね。

私は帽子と衣類の工夫、日焼け止めあたりが子供には有効かと感じます。あまり神経質になるのも良くないので、出来る範囲の対策を講じて、後はあまり気にせず伸び伸び思いっきり遊ばせてあげて下さい。正しい知識と、戦略を持って健康に楽しく暮らしていきましょう。

それでは、また来週!

 

 

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◇ 編集後記


私も子供時代から外遊びが大好きで、日光を存分に浴びてきました。学生時代はクラブ活動で紫外線漬け、就職してからも仕事が外回りでしたので、顔の右半分と右腕はかなり焼けていました。そのおかげで、今やシミ・ソバカス・しわの三重苦・・・せっかくの美貌も台無しです(笑)。ハハハ、負けないぞう!と思いながら、最近は地味にメンズシミ取り用の化粧品を駆使していますが、時すでに遅し・・・。

子供の頃はそんなに気にしなくてもと個人的には思いますが、紫外線照射量も気になりますので適度な対策はした方がいいかな。文中でも紹介しましたが、マニュアルは是非一度読んで欲しいです。

 

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<当ブログ記事に関しての注意>

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