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『 グロウアップ講座~3次元的視野で、プロジェクトを乗り切れ!』

[2021.12.10]

名古屋市中区栄の足立耳鼻咽喉科伏見クリニックです。医薬品営業歴36年の営業マンがおくる、ビジネスパーソン向け自己啓発・自己成長支援ブログです。仕事の悩みを改善し、レベルアップして頂ければ幸いです。

「ビジネススキルとマインドが成長する~グロウアップ講座 第96回」を始めます。

こんにちは、人財開発部 元営業マンのケンシロウです。年末です、今年の総決算ですね。お仕事は順調にいっていますか? 本日は忙しい時期ではありますが、仕事をする上で目線というものを改めて振り返って頂きたいと思います。

本日のテーマは、

「鳥の俯瞰(ふかん)と、蟻の行動力を身につけろ! 」

仕事の成功条件

仕事で良い成果を出そうと思う時、必要条件は何だと思いますか?

「そりゃ、段取り力とか交渉力ではないですか?特に時間軸や実績軸を意識しながら行動することですかね?」

いつも登場頂く影の声のビジネスパーソン、いつもちょっと足りない答えが多いのですが(笑)、今日はちょっと褒めてあげましょうね。そうですね、時間軸=スケジュールを意識することは大変重要。ゴールから逆算したスケジューリングを咄嗟に出来ることはビジネスの必須条件だと思います。また実績軸=出来た事、まだ出来ていないことも常に意識しながら行動することも大切で、達成すべき目標に対してどこまで進捗できているかを把握しておかなくてはなりません。今いる場所を常にわかっておくという意味です。

このようにビジネスには欠かしてはいけない様々な要素がありますが、ひとつ大事なことを付け加えておきましょう。それは、視野

「視野って何ですか?私はいつも幅広い視野を持つように思っていますよ」

そうですね、それも正しいのですが、私の言う視野はちょっと違っています。幅広い視野を2次元的な平面的と考えると、そえだけでは足りません。ここでいう視野は3次元的な、高さを加えたもの。具体的に言うと鳥のような俯瞰的に全体を見る視野と、蟻のようにすぐ近くを見る視野を指します。

おそらく皆さんは常歩頃から意識してか、無意識かは別として、実際に行っているはずです。
例えばあるプロジェクトをチームで動かしていく場合、それぞれの役割を決めて分担して行動を開始します。プロジェクトを進めながらスケジュール進捗を定期的に個人、チーム全体で確認し合っているはず。またリーダーは遠くのゴールをにらみながら、個々の行動を掌握していることでしょう。

この遠くや全体をみるという俯瞰的な鳥の視野と、すぐ目の前に差し迫った課題を解決していく蟻の視野のスイッチを切り替えながら、仕事をどんどん進めていかなくてはなりません。なぜ両方必要かと言うと、どちらか一方では思った成果は出ないからです。

全体や遠くばかり見ていては、身近に差し迫った問題に対処できないケースもありますし、近くの緊急事情ばかりに時間とエネルギーを奪われていては、達成すべきゴールには到底届きません。このバランスが非常に大切ですので、統括リーダーや現場リーダーはしっかり配慮しないといけません。出来れば全員がそういう感覚を持って仕事を進めていくと、その組織は格段に良くなると思いますし、敵に回すと怖い相手になりますね。

ちなみに鳥の中でも抜群に視力の良い種は、ワシ科の鳥たち。大空を滑空しながら獲物を探し、みつけたら急降下してその鋭い爪で捕まえます。逃げ切れるものではないようです。
もう一方の蟻は、地球上の生き物を同サイズにしたとしたら、最も力持ちだと言われています。実際に自重の何倍~何十倍もある獲物をたった一匹で巣まで運んできいきます。驚異的なパワーの持ち主なのです。私たち人間が持ちえない驚異の力を持っており、自然の進化の賜物だと感心せずにはいられません。

ビジネス現場での視野の持ち方

話を戻しますが、それでは実際ビジネス現場ではどうしていけば良いかのをお話しましょう。

鳥の俯瞰を手に入れる方法は、まず初めに達成すべき目標、会社から要求されているゴール、チームとして届きたい場所を明確にすることです。こんなことはとっくにわかっていると言われそうですが、実際にきっちり的確に把握できているリーダーは意外に少ないのです。会社の目標はわかりやすいかも知れませんが、このプロジェクトを通じてチームとして到達したい場所を持たずに出発するリーダーが多い。

仕事は人を成長させてくれます。会社の目標と連動しながら、チームの個々人に能力や経験値をレベルアップさせることを念頭に置いて動くのがリーダー。部下の成長こそ企業の宝ですから。

そしてゴールを明確にしたら、それに応じた役割分担が次の大事。エース級の部下もいれば、成長途中の部下、まだまだスキル不足の部下など様々でしょう。目標達成と成長させることをバランス良く考えて、配役を決めていきます。新しい組み合わせなんかも面白い。

そして常に進捗状況はチェックします。報連相任せではなく、自ら情報入手したらり行動して把握するのが、正解。聞いてませんでした・・・なんて甘いことを言っていてはいけません。このように行動した結果は、必ず検証することです。誰が貢献してくれたのか、誰が上手くいかなかったので(責めない)、どういう行動が成功を導いたのか、また失敗したのかを検証し、教訓としましょう。失敗した時などは必ずするのですが、案外成功時には甘くなります。再現するためにも、成功の時も同様に検証しましょう。

こういう事を平然とした顔で実践し、部下に見せて次代のリーダーを育てていきます。これが組織を強くするひとつの方法だと思います。

今日は仕事の視野の取り方から。部下の育成にまで話が発展しましたが、ご理解頂けたでしょうか? ひとつでも吸収して頂けたなら幸いです。しっかり学んでくれた貴方、もう立派に成長していますよ!


それでは、また来週お会いできるのを楽しみにしております。


               


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□ 編集後記

文中でも少し紹介しましたが、動物、昆虫等の脅威の能力は本当にすごいと感じます。クモの糸の強度は途轍もない性能を誇り、人類の科学をもってしても同じのもは作れません。またミノムシの糸もあらゆるものに粘着するようで、これもまた再生不可です。生きる為に進化してきたのでしょうが、自然の創ったものは素晴らしい。
私たちもそういう進化をしていきたいものですね。

 

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