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『 グロウアップ講座~本末転倒しない仕事の進め方!』

[2021.07.02]

名古屋市中区栄で開業する足立耳鼻咽喉科伏見クリニックです。医薬品営業歴36年の営業マンがおくる、ビジネスパーソン向け自己啓発・自己成長支援ブログです。仕事の悩みを改善し、レベルアップして頂ければ幸いです。

「ビジネススキルとマインドが成長する~グロウアップ講座 第 76回」を始めます。

こんにちは、人財開発部 元営業マンのケンシロウです。コロナ禍で仕事の仕方も大幅に変わった方が多いと思います。今回はそんな変化の中で陥りやすい課題を解決していきましょう。

本日のテーマは、

「手段と目的を取り違えない!やりがちな失敗とその対処法 」

コロナの影響で大きく変わったことが幾つかありますが、その中でも大きなインパクトを持つもの、それはテレワーク。今までは会社に毎日通勤することは当たり前のことで、通勤しなくていい、出勤しなくていいということはまさにコペルニクス的大転換でした。新しい時代を感じますが、やはりこういう問題が起こりつつあります。

テレワークの弊害

在宅になって情報交換や報連相などに活用するツールとして、LINE、チャット、Zoomなどが導入されました。この流れは至極当然で、便利な手段のひとつになったと思います。しかしその中で一部?の管理職が手段と目的を見誤った行動を起こしています。

例1.チャット

上司への報告、スタッフ間の連絡などに便利なツールで、会社で使っている方も多いと思いますが、ある会社ではチャット地獄が生まれています。四六時中指示や報告をしなくてはならないチャットが来て、則レスしないと上司から電話がかかってきます。「なぜ返信しないんだ!」とか「すぐに報告をしろ!」という内容で。1日に何十通とチャットが発信され、その対応だけでかなりの時間を要し、まさに本末転倒状態。

また各部署でチャットルームが何十件も生まれ、それぞれの返事を返すのにまた大量の時間とエネルギーを消費しているそうです。さらに私物のスマホもインストールを強要され、24時間体制で監視されている気分だそうです。病む人も出てきているとのこと・・・。

昔電子メールが普及し始めた頃、メール発信後に「今メールしました」という電話をいちいちかけていたという笑い話はありますが、上記のようなケースは笑えませんね。

例2.Zoom

会議や打合せにはZoomなどのテレビ会議システムが使われます。これも上手く使えば便利なツールなのですが、ここでも行き過ぎた管理体制が問題となっています。例えばトイレ休憩を希望する時は挙手して「トイレに行きます」と宣言し、戻れが遅いと「いつまでトイレに行っている!サボっているのではないか?」と問いただされます。ずっと監視されているようで、Zoom恐怖症のスタッフが続出しているようです。

あなたの会社は大丈夫ですか?バカで無能な上司のせいで、たかが手段であるチャットやZoomがいつの間にか目的にすり替わっている、きわめて恐ろしい話です。こんなことをしているから、日本の生産性が悪いと言われるのですよ。ほんの一例ですが、このような手段と目的の取り違いが無数に横行しているのが日本のビジネス社会の現状です。

この取り違え、本末転倒は無能な上司の専売特許ではありません。意外とビジネスの現場でもあるあるなんです。例えば社内資料なのに、やたらと出来栄えを気にする。パワーポイントの資料などは直しだすとキリがありません。お客様に提案する資料ならいざ知らず、社内利用ならある程度のところでよしとすべきです。それを何日もかけて修正につぐ修正をするケースが意外とあるはずです。注意しないといけません。

本末転倒しない為の心構え

テレワークの例を挙げましたが、大事なことは「今やっている仕事は一体何のためなのか」、常に全体図を考えることが非常に大切です。

細分化された現代の仕事は、ともすると目的を見失ったり、そもそも目的すら知らずに行っている場合もあります。自分が行う場合は当然ですが、人に依頼する時も「これこれこういう為に使うう」という事を伝えて依頼すると出来栄えが変わりますし、遣り甲斐も生まれてきます。

そして取り違えたと気づいた時は、すぐに軌道修正が必要です。この時にネックとなるのが、例のような上司。無能なんですが、それを指摘されると逆上したり意地になって止めようはしない
のです。ここは大人になって自分が間違えていたので(上司のせいではない)修正したほうが良いですね?とか、上手く体面をつぶさないように修正していきましょう。面倒な話ですが、上司が異動になるまでの辛抱です(笑)。

自分は大丈夫と思っていても、取り違えの罠は意外に多いもの。常に自己チェック、もっと言えば自己否定する気持ちで臨むと良いでしょう。

ITツールは使い方では非常に便利なものです。目的をしっかり把握して使いこなして頂きたいと思います。
ここまで読んで、本末転倒の罠をよく理解したあなた、もう成長しています。

それでは、また来週お会いできるのを楽しみにしております。


               


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□ 編集後記

こんな管理職はいないでしょう?って思う方も見えると思いますが、意外と繁殖しているんですよね(笑)。部下の方の苦労はよくわかりますが、希望を忘れないで。
天網恢恢疎にして漏らさず、必ず悪者は滅びます。

大事なことは、不遇な時代でも自分の爪を研ぐことだけは忘れない事。いつか流れは変わりますからね。応援してます!

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「 安心・安全で人に優しいクリニックをつくり、地域社会に幸せの循環を創る 」

足立耳鼻咽喉科 四日市本院:四日市市羽津山町7-8
 

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