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『 グロウアップ講座~ワークマン式、 頑張らない成功法則!』

[2021.07.30]

名古屋市中区栄の足立耳鼻咽喉科伏見クリニックです。医薬品営業歴36年の営業マンがおくる、ビジネスパーソン向け自己啓発・自己成長支援ブログです。仕事の悩みを改善し、レベルアップして頂ければ幸いです。

「ビジネススキルとマインドが成長する~グロウアップ講座 第 79回」を始めます。

こんにちは、人財開発部 元営業マンのケンシロウです。


本日のテーマは、

「ワークマンに学ぶ!頑張らない経営とは? 」


【 10期連続最高益!巨人 Amazonに負けない戦略!】

いきなり華々しい出足の言葉になりましたが、ご存知の方も多いワークマンを分析した書籍のタイトルです。ワークマンはこのコロナ禍で素晴らしい業績を叩きだしています。これだけの業績を上げる為にはかなりの熾烈なマネジメントが必要なんだろうと思うのですが、タイトルにあるようにワークマンの方針は、なんと「しない経営」「頑張らない経営」
え、しない経営、頑張らない経営って・・・? ふつうは大きな目標を掲げて社員一丸となって戦わないと無理でしょ? これは是非取り上げたいと思い、本日のブログのテーマにしました。

今日はたくさんあるワークマン式成功メソッドのほんの一部ですが、ご紹介致します。

ワークマンの快進撃の秘密

「過酷なブラック企業に違いない!きっとエコノミックアニマル的な、ずばりワークマンなんだろう!」と私は思っていました。本は格好良く書かれるものだし・・・と完全に斜めに構えていた自分でしたが、まさに驚愕でした・・・。

ワークマンの経営の肝をひと言でいえば「しない経営」+「エクセル経営」です。これだけでは何がなんだかわかりませんので、しない経営の一部を私の感想と共に紹介しましょう。

  • 他社と競争しない。(競争しないでどうするの?)
  • 値引きをしない。(値引きしてって言われないの?)
  • デザインを変えない。(だって飽きられない?)
  • 顧客管理をしない。(ええええええ~)
  • 取引先を変えない。(競合させないと・・・)
  • 加盟店は対面販売をしない。閉店後にレジを締めない、ノルマもない。(ええええ~、意味不明)
  • 残業しない。(いいんだけど、仕事がたまってきません?)
  • 仕事の期限を設けない。(期限があるから仕事では?)
  • ノルマと短期目標を設定しない。(もう、気が遠くなりそう・・・)

そして、

  • 社員のストレスになることは、しない!(素晴らしいけど、無理じゃない!?)


いかがでしょうか? 私は前職では決して猛烈な管理職でもなかったし、それなりに理解のある上司のつもりでしたが、これは・・・もう理解の範疇を超えていますね。

正直これで10期連続最高収益って無理でしょうと本気で思いましたし。ラオウの拳で思い切り秘孔をつかれた気分です・・・。しかしこれは真実で、これがあったからこそワークマンは成功したと言えます。

 

発想の切り替えとブレない戦略こそが、成功の秘密か?

ワークマンの成功法則を紹介するにあたり、かなり困っています。従来の成功した企業ですとエッセンスを集約して書けるのですが、今回は集約出来ない・・・。多いのか、本質を見れていないのかわりませんが、どうもうまく集約化できない。

ですので当ブログではその中の一つだけ紹介させて頂きますので、あとは書店かAmazonで本を買って下さい(笑)。私も買いますから。

前項で書いた”しない経営”をよくよく見てみると、これって当たり前すぎる。これって社員からしたら、めっちゃ良い?と感じませんか?社員のストレスになることをするのが会社のはずなのに(笑)、しないんですよ。また全社員がエクセルを活用して経営参画しています(詳しくは本で)。やる気にならないわけがないような気がしませんか?
そういう意味でモチベーションは上がりそうです。

ワークマンは「個人の作業服市場」というブルーオーシャンが主戦場です。低価格路線ですので、参入を考える競合も旨味が少なく参入しない。独占市場です。そしてほとんどのお客さんは値札を見ずに買っていくそうです。これも低価格で高品質という信頼の証。このあたりはユニクロと似ていますね。ユニクロでは値引き交渉しませんもんね。

また最近はワークマンプラスという名称で、カジュアル服やアウトドア市場にも進出しています。作業現場で鍛えられた商品は、アウトドアにピッタリです。ここでも「しない経営」を貫き、デザインはほど変えずのテイストを変えてだけ。そして今やワークマン女子という新たな市場にも、進出し成果を出しています。すべて社員の発案で、しない経営+エクセル経営の賜物だと思われます。

このように独占のブルーオーシャンで、ストレスのない社員たちが悠々と泳ぎまわっているのがワークマンです。


いかがだったでしょうか。今回は全く言い足りていないのですが、そろそろ紙面の関係で締めたいと思います。

ワークマンは従来とは全く違う異質なマネジメント、ありえない戦略を打ち出していますが、実は恐ろしく的を得たものだったようです。
会社の繁栄と共に、社員の平均給与も大幅にアップすると公言して、当たり前のように実現しました。もうこれはモチベーション上がらない方がおかしいよね。

この成功をワークマンの特別な事例と見るのではなく、あなたの会社、支店、課、そして個人に活かせられないかを考えることが非常に大事です。他者の成功法則を真似するのは、恥ではありませんし、成功の近道でもあります。

ワークマン式の「しない経営+エクセル経営」を吸収しようとしている貴方は、もう成長している!


それでは、また来週お会いできるのを楽しみにしております。


               


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□ 編集後記


ワ~クマン!(CMのノリです)。いや、本当にすごい。目から鱗とは、まさにこの事ですね。
頑張ることが当たり前の社会ですが、頑張らないどころか頑張るの禁止って考えられませんね。勉強させて頂きました。

今は情報化社会、知価社会。時代は大きく変わっており、今後も変わります。全く別ものになる可能性もあります。その時はまだ頑張っているの?と皮肉めいて言われる世界になっているかも知れません。ワクワクしますね!


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