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『グロウアップ講座~英知への飽くなき欲求』

[2020.03.27]

【 毎金!ワンポイントグロウアップ講座 第17回 】

 

名古屋市中区栄地区で開業する「足立耳鼻咽喉科 伏見クリニック」経営企画部が送る、
人生、ビジネスの力になるブログです。

人生の原理原則、最新のビジネス情報、目標達成、部下育成問題など、課題の多い
ビジネスパーソンに役立つ情報を送ります。
地域の方のお力になることが出来れば幸いです。

 

こんにちは、足立耳鼻咽喉科伏見クリニック 人財育成課のケンシロウです。

新型肺炎の影響で、在宅学習や勤務の方も多いかと思います。通常勤務の方も人混みに出歩く機会は
激減し、休日はほとんと自宅で過ごす方も多いでしょう。

そんな時、あなたは何をして過ごしていますか?

今ですとYouTube、スマホ、ゲームなどデジタル機器を使うケースが多いと思いますが、
本を読んでいるという方はいらっしゃいますか?

本離れがどんどん進んで、そのうち書籍は過去の遺物になる・・・

こう言われて久しいですが、果たしてそうなのか?

今日は実例を交えながら、考えていきたいと思います。

 

題して「英知への、飽くなき欲求」です。

 

英知

 

今年の1月31日~2月1日の2日間、東京の二子玉川駅付近の「二子玉川駅ガレリア」にて
40もの書店ブースが出店し、大規模なブックフェアが開催されました。
大手のブックオフコーポレーションに始まり、店舗を持たないエア書店「いか文庫」までが
ブースを出したそうです。

中には絶版本もありましたが、大半は普通に売っている本でした。にも拘わらず、3万3000人が
来場し、1万冊以上の本が売れたそうです。

 

この結果に一番驚いたのは、当の本屋さんたちでした。

 

「分厚かろうが、高かろうが、本が飛ぶように売れた!!」

「本を読まないのではなく、読みたい本と出合う場がなかったのか!?」

こうツイートした大手出版社の方の言葉。

 

この現象はいろいろな議論を呼び、出版物滅亡の危機説が果たして正しいのかという疑問を
わき起こしたのです。

 

私はこう考えます。

 

確かにデジタル機器の驚異的な進歩により、リアルで本を読む機会は減りました。
特に若い世代が大きく影響を受けた。

昔は本かテレビしかなかったが、今はさばききれないほどの情報が存在している。
アクセスするデバイスも豊富です。ネット環境も常識。

レベル、真偽を問わなければネットで大概の情報は手に入ります。

でもしっかり考えていかなくてはならない問題や、じっくり思考したい場合は”本”が向いている
気がします。

 

本に触れる感覚、アンダーラインを引いたり、書き込んだりする感覚、

スマホでスクロールする感覚とはまた違う、記憶や心に残りやすい媒体だと感じます。

 

元々本の流通は再販制度(売れ残りを返品してもOK)で成り立っていますが、流通コストや返品コスト
がかかるのである程度の仕入れ量がないと無理だったわけですね。つまり小さな書店では売る側が
嫌がる状況でした。

 

ところが楽天ブックスネットワークは1冊からでもOKという制度を作り、これによって小さな書店や
本屋ではない、例えば雑貨屋さんに雑貨関係の書籍を置いたりするこができるようになったのです。

これによって単なる本の売り上げというよりも、新たな情報発信が出来るようになったと好評です。
客層が変わったというお店も多くでているようで、マーケティングでいうところのブランディングの
一環にもなっています。

人間の基本的な欲求「衣食住」は、現代では完全に満たされていると思います。
次は何を欲しがるか。それは、「知」への欲求ではないでしょうか?

 

自分の興味のある分野の情報を、もっと知りたい!

 

ある意味、人間の人間らしい部分です。この強烈な欲求は、これからも増えることはあっても、
なくなることはないと信じます。
そして知識や情報を得る方法の主役はネットかも知れませんが、書籍の持つ力も必要なのです。

このイベントは、そういうことを教えてくれたと思いますね。

 

これから先の社会を想像してみましょう。AIによる単純労働の消失、社会的インフラが整備され、生活に
必要な基本的な物資は行政から提供される社会。お金という存在もも無くなっているかもしれません。

今もその兆候が見えていますが、物質至上主義から脱却して、人間は人間的な特性や霊性を高めるのが
本来の生きる意義になる社会に変わるかも知れません。

 

インターネットも5Gどころではない、驚異的な通信環境が現れるでしょうし、あらゆるモノ(人間さえも)が
ネットにコネクトする時代になるでしょう。

そして、さらなる知識、愛などを求める社会になる気がします。

 

話が飛躍しましたが、そういう意味でも書籍の存在は不可欠だと信じます。

書店そのものにも変化が出始めており、新しいタイプの書店も少しづつ登場しています。

従来の売れる本ばかりを並べるのではなく、自分が読みたい本、読んでほしい本を店頭に並べることが
出来る本屋さん。

他の職種とのコラボ形態の書店、専門分野に超特化した書店など。
知の情報発信ステーションとして、もっと発展してほしいと願います。

 

まだまだ世界には謎が満ちています。ネットでもリアルでもどんどん学び、英知を追求していきませんか?

 

「君はもう成長している!」

 

また来週お会いできるのを楽しみにしております。

 

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■ 編集後記

電子書籍も便利で良いのですが、リアルな本も大好きです。

紙の感触、重さ、匂い、カバーを見てるだけでも楽しいなあ・・・

ネットで買うのも便利ですが、やはり本屋さんで買いたいという気持ちも捨てきれません。

すごく良い本に出合った瞬間の嬉しさや、早く帰って読みたい気持ちなど、リアルならでは。

本屋さんも進化していくでしょう。

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医療法人成松会 足立耳鼻咽喉科
~地域医療に貢献出来るクリニックを目指します!

 

■ 足立耳鼻咽喉科 本院 :三重県四日市市羽津山町7-8

□ 足立耳鼻咽喉科 伏見クリニック

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